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介護の仕事

科学的介護推進体制加算(LIFE加算)とは?中学生でも分かるように解説

LIFE加算

LIFE加算を知っていますか?

令和3年度介護報酬改定により科学的介護情報システム「LIFE」の運用開始とともに新設された加算です。

僕のデイサービスでもLIFE加算を算定しています。

 

今回は、このLIFE加算とは?の疑問に答えるだけでなく、通所介護においての入力情報も解説します。

記事を読めばLIFE加算について理解が深まります。

 

この記事を書いている人

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門相談員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

LIFE加算とは?

LIFE加算は、2021年度の介護報酬改定により、科学的介護情報システム「LIFE」の運用開始とともに新設された加算です。

科学的介護情報システム(LIFE)へのデータ提出とフィードバック情報の活用により、介護サービスの質の評価と科学的介護の取組を推進することが目的です。

 

そもそも科学的介護とは、科学的裏付けに基づく介護のことです。

科学的介護では客観的な根拠に基づいて再現性のある介護を実施し、利用者の自立支援や重度化防止につなげていくことを目的としています。

そのために活用されるのが、LIFE加算です。

 

LIFE加算が算定できるサービスと単位数

LIFE加算が算定できるサービスと単位数の一覧は下記になります。

介護サービス種別 単位数
通所介護 40単位/月
(介護予防)通所リハビリテーション 40単位/月
(介護予防)特定施設入居者生活介護 40単位/月
介護老人福祉施設 (Ⅰ)40単位/月
(Ⅱ)50単位/月
介護老人保健施設 (Ⅰ)40単位/月
(Ⅱ)60単位/月
介護医療院 (Ⅰ)40単位/月
(Ⅱ)60単位/月
地域密着型通所介護 40単位/月
(介護予防)認知症対応型通所介護 40単位/月
(介護予防)小規模多機能型居宅介護 40単位/月
(介護予防)認知症対応型共同生活介護 40単位/月
地域密着型特定施設入居者生活介護 40単位/月
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 (Ⅰ)40単位/月
(Ⅱ)50単位/月
看護小規模多機能型居宅介護 40単位/月

 

LIFE加算の算定要件

LIFE加算の算定要件は、主に2つです。

・利用者ごとのADL値、栄養状態、口腔機能、認知症の状況、その他の入所者の心身の状況等の係る基本的な情報を厚生労働省に提出していること。(LIFEの活用)

・必要に応じて通所介護計画を見直すなど、サービスの提供に当たって、上記の情報、その他サービスを適切かつ有効に提供するために必要な情報を活用していること(PDCAサイクル)

 

LIFE加算には加算(Ⅰ)と加算(Ⅱ)がありますが、併算定はできません。

なお、加算(Ⅱ)の算定要件は上記の算定要件の内容に利用者ごとの疾病等の情報をLIFEで提出することが含まれます。

 

通所介護におけるLIFE提出情報

僕のデイサービスでも今年の2月からLIFE加算を算定しています。

ここでは、その経験を元に通所介護においてのLIFEの提出情報を紹介します。

LIFE提出情報

・日常生活自立度

・寝たきり度

・ADL状況

・バーセルインデックス

・身体状況

・栄養評価

・認知症診断

 

上記の項目を入力します。

しっかりとアセスメントをとれていれば10分ほどで完了します。

 

通所介護でLIFE加算は算定すべき?

結論から言うと、LIFE加算は算定すべきです。

なぜなら、算定する為のハードルが低いため、どんな通所介護でも比較的算定しやすい加算だからです。

月に40単位ですが、前利用者が対象なのでトータルでそこそこの収益にもなります。

 

さらに、フィードバックをもらうことによりサービスの質の向上にもつながる可能性があります。

だから、通所介護においてLIFE加算は算定すべき加算です。

 

まとめ

今回は、LIFE加算について解説しました。

 

本記事のおさらい

・LIFE加算は、2021年度に新設された加算。

・介護サービスの質の評価と科学的介護の取組を推進することが目的

・算定条件は、LIFEの活用とPDCAサイクル

 

今回は以上になります。

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