認知症ケア

【3分で読める】介護職が最低限知っておくべき4つの認知症薬

悩む人
■最近怒りっぽくなり、暴力を奮うようにった。

■下痢や便失禁を繰り返している。

■活気がなくなり、ボーっとしている時間が増えた。

もしかしたらその原因は認知症薬かもしれない。

 

認知症薬の効果は絶大だが、人によって強すぎてしまうこともあるんです。

副作用は、吐気、意欲低下、下痢、興奮、易怒、頻尿、尿失禁など、さまざま。

認知症薬を始めて、おかしいと感じるなら医療と連携して検討する必要があります。

 

この記事では、介護職が最低限知っておくべき4つの認知症薬について解説していきます。

記事を読めば、認知症薬の効果や副作用がわかります。

 

ちなみに、3大認知症の原因や症状について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

認知症デイの相談員を4年以上やっており、認知症ケアに取り組んできました。

Twitterもやってます。(@shinbloger

日本で承認されている認知症薬は4種類

日本国内では認知症薬は、4種類認可されています。

認可されている認知症薬は、アリセプト(ドネペジル)、レミニール(ガランタミン)、リバスタッチ(イクセロンパッチ)、メマリー(メマンチン)の4つです。

 

それでは詳しく解説していきます。

 

アリセプト(ドネペジル)

アルツハイマー型認知症およびレビー小体型認知症の症状進行を抑制する薬です。

意識レベルの向上や記憶レベルの向上作用があります。

副作用は吐気、意欲低下、下痢、興奮、易怒、頻尿、尿失禁など。

 

効果は絶大だがらひとによっては強すぎてしまうこともあります。

 

レミニール(ガランタミン)

アルツハイマー型認知症の症状の進行を抑制する薬です。

軽度および中等度のアルツハイマー型認知症に適応があります。

副作用は吐気、意欲低下、下痢、眠気、頻尿、尿失禁など。

 

リバスタッチ(イクセロンパッチ)

貼り薬タイプの認知症薬です。

軽度および中等度のアルツハイマー型認知症の進行を抑制する効果があります。

副作用は歩行障害、頻尿、尿失禁など。

 

メマリー(メマンチン)

中等度および高度アルツハイマー型認知症における症状の進行を抑制する薬記憶レベルの低下を抑える作用があります。

副作用はめまい、ふらつき、眠気など。

 

認知症薬の一覧表

アリセプト
(ドネペジル)
レミニール
(ガランタミン)
リバスタッチ
(イクセロンパッチ)
メマリー
(メマンチン)
適応
アルツハイマー型
軽度
アルツハイマー型
中度
アルツハイマー型
重度
レビー小体型
作用
覚醒、意識
レベル向上
元気、記憶
レベル向上
副作用
吐気
意欲低下
下痢
易怒
興奮
歩行障害
不随意運動
めまい
ふらつき
眠気
頻尿
尿失禁
便失禁

 

認知症薬の効果は絶大だが人によって強すぎることもある

認知症薬の効果は絶大です。

しかし、人によって強すぎることもあるんです。

 

僕の体験談をお話します。

他のデイで他利用者さんを突き飛ばし、骨折させデイを出禁になった女性の利用者さんがウチのデイの利用を始めました。

不穏になると独語が始まり、扉を蹴る、近づけば頭を叩かれる、目つきがきつくなり、恐怖すら感じる状態です。

他利用者さんに危害が加わらないように、フロアを移動して予防していました。

 

その方は、アリセプトを服用していました。

アリセブトの服用をやめて、精神薬を飲み始めるとあれよあれよと落ち着いていき、笑顔までみられるようになりました。

独語は続きましたが、扉を蹴ったり、暴言や暴力は一切になくなりました。

今でも元気にデイへ通っています。

 

このように、認知症薬は人によっては強すぎて副作用が出ることがあるんです。

もし認知症の方の様子がおかいしと感じるなら、ケアの仕方や環境だけでなく、認知症薬も検討する必要があります。

 

補足しておくと認知症薬は、最初は3mgから始めて5mg、10mgと増量していきます。

増量したことで、副作用がでることもあるので、その見極めも重要です。

 

まとめ

今回は認知症薬について解説しました。

 

繰り返しになりますが、認知症薬は効果は絶大ですが、人によっては副作用が強くでることもあります。

・怒りっぽくなった

・眠っていることが多くなった

・下痢を繰り返している

それは認知症薬の原因かも。

 

認知症の方は、自分の気持ちや状態を訴えることができません。

周りが観察して気づいてあげるしかない。

そのため、介護職は注意深く観察して状態の変化を察知するスキルが必要です。

また、医療との連携も重要となります。

 

今回は以上になります。

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