介護の悩み

介護職のマタハラを防ぐために上司がしないといけないこと

マタハラ

悩む人
若い職員がおばちゃん職員からマタハラを受けています。本人も悩んでいるし、職場の雰囲気も悪くなるから、マタハラをやめさせたいけど、どうするべきか分からない。

そんな悩みにお答えします。

 

妊娠・出産・育児は、本人の負担が増えるため仕事が制限されます。

そのため、周囲のサポートが必要になりますが、助けてもらうどころか「マタハラ」を受けて苦しんでいる人が多くいます。

僕はショートにいた頃、若い職員がマタハラを受けて辞めていくのを経験しました。

 

の記事では、マタハラを防ぎ、働きやすい職場環境を作るために上司がすべきことを解説します。

記事を読めば、マタハラを解決するためのヒントが掴めるはずです。

 

この記事を書いている人

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門相談員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

マタハラとは?

マタハラとは、マタニティハラスメントの略です。

マタハラは、妊娠、出産、育児に関することで不快な思いをさせられることを言います。

女性だけではなく、育児に参加しようとする男性もマタハラの対象となることがあります。

 

具体的には、妊娠や出産、育児を理由とした解雇や雇い止め、職場での嫌味や嫌がらせです。

数年前に比べれば、マタハラは改善傾向にありますが、残念ながら介護の現場ではまだまだマタハラが残っているのが実情です。

・妊娠をキッカケに正社員からパートにそれとなく促される

・夜勤が入れないことに嫌味を言われる

・部署異動をさせられる

・他の職員を同じ仕事量を求められる

 

などなど、こういったことが今でもよくあります。

 

僕が実際に見たマタハラ

当時、僕はショートステイのリーダーとして勤務していました。

そこに、20代の若い女性職員が特養から異動してきたんです。

その若い職員は、小さいお子さんがいるので、早番しか入れないという条件がありました。

 

早番にしか入れないけど、仕事ぶりは丁寧で使用者さんからの信頼も厚く丁寧な介護をしてくれてました。

なので、僕は安心して早番を任せられるので、その職員を信頼していたんです。

遅番や夜勤については、他の職員でちょっとずつサポートしていけば、うまくショートが回っていくだろうと考えていました。

 

しかし、おばちゃんの女性職員は違ったんです。

「あの人が早番しか入れないから夜勤や遅番が増えて辛いです」「同じ正社員なのに、早番しか入らないのはおかしくないですか?」「早番しか入れないならパートになるか夜勤のないデイにいくべきでは?」など、本人は直接言わないけれど、本人のいないところで、そういった不満や愚痴をもらしていました。

 

そういったことが続き、若い職員は1年後に退職してしまいました。

当時僕は、ショートからデイへ異動になっていたので、最後までこの問題に関わることができなかったのですが、ショートの同僚から聴く限り、他の職員への申し訳なさや、嫌味いわゆるマタハラが辛くて辞めていったとのことでした。

 

今でも思います。この時もっとできることがあったのではないかと。

 

おばちゃん職員もかつてはマタハラを受けていた

若い職員が辞めたのは、おばちゃん職員が原因だ。おばちゃん職員は悪者だ。と思いがちです。

 

本当にそうでしょうか?

事実、若い職員が入ったことで、おばちゃんの夜勤や遅番が増えて、負担も増しています。

体力も低下しているおばちゃんにとっては、若者に比べその負担は大きいです。

 

また、昔はもっとマタハラがひどかったはずです。

おばちゃん職員も若いころ、マタハラを受けたはず。おそらく今よりもっとひどいマタハラを。

正社員からパートにさせられたり、上司から辞めさせられた経験をしているおばちゃんもいるはずです。

 

おばちゃんにとっては、マタハラの認識なんてなく、当然のことのように愚痴っているのかもしれない。

だから、おばちゃんを悪者にするのは間違っていると思うんです。

 

マタハラを防ぐために上司がすべきこと

マタハラを防ぐために上司は何をすべきなのか?自責の念をこめて考えてみました。

マタハラを防ぐために上司がすべきことは3つあります。

 

一つめは、職員に丁寧に説明することです。

説明不足は不満や愚痴につながります。丁寧に説明を受ければ、職員も納得できます。

僕のケースでいえば、若い職員が配属される前から、おばちゃん職員たちに業務に制限があることや夜勤が増えるかもしれないことを、丁寧に説明する。

そうすれば、結果は違ったかなと思います。

僕は、これが一番大事だと考えています。

 

二つめは、業務改善やシフトの見直しです。

業務に制限がある職員がいることで、他の職員の負担が増加するのは間違いありません。

そこで、業務改善やシフトの見直しをすることで、他の職員の負担を軽減するのも重要です。

僕のケースでいえば、夜勤の業務の一部を早番や遅番に振ったり、シフト調整で負担を減らしたり、また他ユニットから応援を頼む方法だってありました。

 

三つめは、マタハラの研修をすることです。

知らなければ、マタハラという認識がなく、人を傷つけてしまうことだってあります。

知っていれば、おばちゃんもマタハラをやらないはずです。

だから、マタハラの研修をすることも大事です。

 

上記の3つをやっていけば、マタハラを防ぐことができ、若い職員も辞めていくことはなかったのかと思います。

 

さいごに

今回は、介護職のマタハラを防ぐために上司がしないといけないことを解説しました。

 

介護業界には、セクハラやマタハラ、モラハラといった研修が入ってきていて、ハラスメントに対する認識が高まっています。

事実、僕も何度かハラスメントに関する研修を受けたことがあります。

 

とはいえ、現場ではまだまだハラスメントがあるのは事実です。

介護職は、肉体的にも精神的にもハードな仕事なので、ストレスがたまりやすくハラスメントが起こりやすいのかもしれない。

ハラスメントがなくなり、働きやすい職場が増えていくことを願っています。

 

今回は以上になります。

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