そんな悩みにお答えします。
✓本記事の内容
・介護士の年収が少ない理由
・介護士の年収アップ6つの方法
・2019年10月から「介護職員特定処遇改善加算」が創設
・思い切って副業してみよう!
2020年現在、介護士の年収はぶっちゃけ他産業と比べると少ないです。
勤続年数 | 平成29年 | 年収 | |
産業計平均 | 10.7年 | ¥ 360,000 | ¥ 4,320,000 |
理学療法士 | 5.7年 | ¥ 337,000 | ¥ 4,044,000 |
作業療法士 | |||
介護支援専門員 | 8,7年 | ¥ 315,000 | ¥ 3,780,000 |
介護士職員 | 6,4年 | ¥ 274,000 | ¥ 3,288,000 |
上の表をみても、他産業い比べて介護士は100万以上年収が少ないんです。
”介護士の仕事はやりがいはあるんだけど、家族や子供を将来持つことを考えると不安だなぁ。”そう思っている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、”介護士の年収を上げる方法”はあります!
この記事を読み終わった頃には、年収を上げる方法が理解できているはずです。
もくじ
介護士の年収が少ない理由
介護事業所は自治体からもらう「介護報酬」の中から、介護士への給料を支給しています。介護報酬の金額は国によって決められています。介護事業所が自由に介護報酬を高くするなどはできません。その為、介護事業所は決まられた報酬の中から介護士へ給料を支給するしかないのです。
そして、この介護報酬の水準がまだまだ低いのです。これは介護の仕事が専門職としての地位をまだ確立できていないことが原因かもしれません。
介護士の年収アップ6つの方法
介護士の年収が少ないといっても上げる方法があります。
介護福祉士の資格取得で年収アップ
介護福祉士の資格を取得すると、月収で4万2000円アップ。年収では50万以上アップします。
介護福祉士の資格は国家資格です。資格を取得することで、自分のスキルアップにもつながるし、昇給や昇進も期待できます。転職する際にも一定の価値が認めらえれいるため有利に働きます。
各手当をもらって収入アップ
介護士には基本給の他にいろんな手当が支給されます。家族手当や住宅手当など支給条件を満たせばもらえる手当の他に自分の頑張り次第で支給される残業手当や夜勤手当もあるんです。
夜勤手当は、施設によって異なりますが一回はいると4000円~8000円が別途手当として支給されます。交渉次第では夜勤に多く入ることも可能ですよ。ただ夜勤に多くはいると生活リズムが崩れ、体調を崩しやすくなるので自分の身体と相談しながら入るようにしてくださいね。
年末手当もおいしいです。やはりみんな年末年始は自宅で過ごしたり、家族と過ごしたいですよね。でも介護施設は、365日可動しています。介護事業所も年末年始の人材を確保するために年末年始手当を支給している事業所が多いようです。一日につき1000円~4000円程支給されているようです。時給では100円アップのようです。
キャリアップで収入アップ
介護事業所にもそれぞれ役職があります。最初は一般職員から始まりますが、頑張り次第ではリーダーや主任、施設長などにキャリアップが可能です。
一般職員からリーダーになれば年収で50万円ほどアップします。施設長までなれれば、年収500万円も夢ではありませんよ。介護業界は年齢よりもスキルや経験を重視しています。また離職率も高いので頑張り次第ではどんどんキャリアアップできます。
ケアマネージャーや生活相談員で年収アップ
介護福祉士の資格を持っているなら生活相談員やサービス提供責任者などの役職につくことができます。(※自治体によります)さらに勉強してケアマネージャーの資格を取得すれば独立することも可能になります。
生活相談員の仕事:介護施設の利用者の受け入れに必要な、説明・契約・手続き・関連機関との連絡・調整など、窓口業務を担う職種。
サービス提供責任者の仕事:具体的な訪問介護サービスの計画を立てたり、ヘルパーの方々に対する指示・配置・研修、利用者の家族と接する場面があったりと多岐に渡っています。さらには、ヘルパーとしての業務や事務作業などです。
ケアマネージャーの仕事:自宅で暮らす、要介護1以上の高齢者のためにケアプランを作る、市町村・サービス事業・施設、家族などとの連絡調整などです。
生活相談員の平均年収は380万円ほど、ケアマネージャーの平均年収は420,000円程です。
生活相談員やケアマネージャーになると土日休みや日勤のみなど勤怠面でもメリットがあります。
転職による収入アップ
介護業界には様々な施設の形態があります。施設形態別の年収を比較してみましょう。
一番高い施設形態は特別養護老人ホームで3,950,000円程です。逆に一番少ないのはデイサービスで3,150,000円ほどです。特別養護老人ホームや老健は規模が大きく介護士の給料も安定しているようです。また、夜勤手当もあるのでデイサービスや訪問介護と比べ高くなっています。
2019年10月から「介護職員特定処遇改善加算」が創設
特定処遇改善加算は消費税率が8%から10%引き上げと同じ2019年10月1日からスタートしました。増税分の一部が予算として充てられています。その目的は、主にリーダー級の介護福祉士らの賃金アップを目指すものです。
特定処遇改善加算とは:従来の処遇改善加算に加え、キャリア(経験・技能)のある介護職員に対し、更なる処遇改善を行う目的で創設されました。職場で最低1人以上、キャリアのある介護福祉士の賃金を月8万円以上アップさせるか、年収440万円以上にするというルールになっています。
事実僕も月収で15000円アップしました(笑)
介護業界は慢性的な人手不足、2025年には認知症高齢者が700万人を超えます。これからも介護士の需要や役割りはましていきます。介護業界の人材確保のため、政府がさらなる賃上げ政策をしてくれることもあるかもですね。
思い切って副業してみよう!
介護業界の年収が今後一気に上がるかと言ったらそれは期待できないでしょう。ならば、介護業界とは別のところに活路を見出すのもアリです。政府の働き方改革(2017年取りまとめ)により)副業が容認されるようになりました。空前の副業ブームですね。注意点としては、勤務する事業所の就労規則を確認したり、上司と相談の上のおこなうことがいいですよ。
以上、”介護士の年収アップの方法の”記事になります。