■部下から信頼されてなくて辛い。
■やる気のない部下が協力してくれなくてどうしたらいいのやら。
そんな悩みにお答えします。
介護職の多くは職場の人間関係で悩んでいます。
事実、人間関係が原因で退職する人は多くいます。
僕も介護職になって12年になりますが、職場の人間関係が悪くなって辞めたいと思ったことも何度もあります。
ある時、勉強会でほめ言葉について学ぶ機会がありました。
学んだ「ほめ言葉」を多様するようにしたら、職場の人間関係が良好になっていったんです。
この記事では、介護リーダー向けに部下への上手なほめ言葉を実例付きで紹介していきます。
記事を読めば、上手なほめ方がわかり、実践すればあなたのチームを良好な人間関係に変えることができるはずです。
✓本記事の信頼性
もくじ
「ほめ言葉」を使えば職場の雰囲気は劇的に良くなる
ほめらえて嫌な気分になる人は誰もいません。
相手を上手に褒めることができれば、良好な人間関係を築くことができます。
チームの雰囲気をよくしたいなら、部下へほめ言葉をたくさん送ってください。
・気が利くね
・いつも助かるよ
・よく頑張るね
・仕事が丁寧だね
・良いところに気がついたね
・何でも知ってるね
・飲み込みが早いね
・手伝ってくれてありがとう
こういったほめ言葉をたくさん送ってください。
とはいえ、まだこれでは不十分で、ほめ言葉には技術が必要です。
「結果」をほめるのではなく、「行動や努力」、そして「人間性」をほめる
ほめ言葉は、ただ使っていても相手の心は動きません。
相手の心を動かすには、ほめる技術が必要です。
たとえば、子どもがテストで100点を取ったとしましょう。
「100点を取って、えらいね」 こんなほめ言葉はよくありますよね。
でも、実はこれはよくない「ほめ」です。
では、どう言えばいいのか。
「あのとき、テレビを見たいのをガマンしていたよね」
「いつもより早起きしてお勉強していたよね」
「お友達と遊びたいのを耐えてがんばっていたよね」
こう言えば、あなたの言葉は子どもの心にしっかり届きます。
大切なのは、「結果」をほめるのではなく、「行動や努力」、そして「人間性」をほめる、という点です。
ポイントは、具体的に一言添えてほめることです。
それでは、「具体的に一言添えたほめ言葉」を実例付きで紹介します。
・気が利くね。いつも利用者さんの様子を見ているもんね。
・いつも助かるよ。気にかけてくれてありがとう。
・よく頑張るね。昨日も遅くまで残ってたもんね。
・仕事が丁寧だね。利用者さんからの評判もいいよ。
・良いところに気がついたね。いつも観察しているから気づけるんだね。
・何でも知ってるね。陰で勉強しているんだね。
・飲み込みが早いね。いつもちゃんとメモとってるもんね。
・手伝ってくれてありがとう。○○さんも忙しいのに助かったよ。
どうでしょう。
自分が言われたら嬉しくないですか?
こういうほめ言葉を使えれば、きっと部下の心も動くはずです。
相手を知ろうとすることがほめ力を高める方法
「具体的に一言添えてほめる」ことは、職場の人間関係を良好にしてくれます。
しかし、具体的にほめるためには、部下のことを知っていないとできません。
・利用者さんや職員とはどんな風に関わっているか
・仕事への取り組む姿勢はどうか
・仕事で頑張っていること
・価値観や大切にしていること
など、部下のことを知ろうとするのは、ほめるプロセスにおいてとても重要です。
部下のことがわかれば、具体的にほめることができるようになります。
陰褒めは効果が倍増
面と向かってほめると、言い方やタイミングによっては「お世辞じゃないか?」と敏感な部下だったら感じるかもしれません。
そんな時に「ほめ言葉」のバリエーションとしておすすめなのが、陰褒めです。
陰褒めとは、第三者を通じてほめる方法です。
例えば、こんな感じです。
Aさんが必ず話しそうなBさんに「Aさんは本当に素晴らしい。仕事が丁寧だし利用者さんの評判もいい。みんな見習うべきだよ。」などと言っておきます。
すると、何かの拍子にBさんからAさんに「君の上司の○○さんがこんなふうに言っていたよ」と話が伝わります。
直接ほめられるよりも、第三者がそこに入ったことで話に信頼性があがり、部下の心に届きます。
面と向かって伝えるよりも、部下の心に届きやすいテクニックです。
まとめ
今回は、介護リーダー向けに部下への上手なほめ言葉を実例付きで紹介していきます。
たった一言のほめ言葉ですが、それには大きな力があります。
職場の人間関係を良好にする力があります。
しかも超手軽「ほめるだけ」
職場の人間関係に悩んでいるならぜひ実践してみてください。
きっと職場の雰囲気はかわっていくはずです。
今回は以上になります。