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認知症ケア

何か変だな。不安に思ったら試して起きたい認知症テスト

2020年2月12日

介護

悩む人
認知症のテストについて知りたい。母が認知症ではないかと疑っている。病院でどんな認知症テストをするのか知りたい。できれば自宅でできる認知症テストがあったら教えて欲しい。

そんな悩みにお答えします。

本記事の内容

・認知症テストの種類(有名なテストは4つあります。)
・自宅でできる認知症テスト
※改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)(PDFファイル付き)

本日の記事では

 認知症診療における最近の検査

こちらの論文を参考にしています。

こんな方におすすめ

・認知症テストについて知りたい人
・認知症かな?っと心配なので、認知症テストをやってみたい人

認知症テストの種類やテストの内容を紹介する記事です。自宅でできる簡単な認知症テストPDFファイル付きです。

認知症テストの種類(4つ紹介します。)

認知症3

認知症の診断には、医師の問診、心理検査(認知症テスト)、脳の画像検査などを組み合わせて行われます。

認知症の検査。最初に何をすればいい?

1,改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

1974年に精神科医の長谷川和夫氏によって作成された認知症テストで、幅広く臨床の現場で使用されていました。その後質問項目と採点基準等がの見直しが行われ、1991年に改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)が作成されました。今なお、臨床の現場で多く使われています。

一般の高齢者から認知症高齢者をスクリーニングすることを目的に作成され、記憶障害や認知機能障害の有無を判定するためのテストです。

※スクリーニングとは、疾患の疑いのある人に行われ共通検査

「歳はおいくつですか?」「私たちが今いるところはどこですか?」などの時間や場所、計算力を問う設問にっています。設問は全部で9問で、5分~10分ほどで解答が施行できます。

最高得点は30点で、27~30点は正常、21~26点は軽度認知障害の疑いあり、20点以下は認知症の疑いありです。認知症のスクリーニングを目的としたテストで、得点による重症度の分類は行いません。

本人の気分や体調によって結果が変わることも多く、テストの点数だけを根拠に認知症と診断されることはありません。

設問数が9問と少なく手軽にできるので、気になる方は自宅でやってみてもいいと思います。
下記のPDFファイルからご利用ください。

改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

2,MMSE(ミニメンタルステート検査)

1975年にアメリカのフォルスタインらによって作成された認知症テストです。世界で標準的に使用されています。日本では、2006年に杉下守弘氏によって、日本の文化に適応したMMSE-Jが作成されました。

「ここはどこですか?」「100から7を順に引いて下さい。」など改訂長谷川式簡易知能評価スケールと似た設問が多くあります。設問は全部で11問で、10~15分ほどで施行できます。

最高得点は30点で、23点以下(MMSE-Jでは20点以下)で認知症の疑いありです。10点以下で高度の認知機能低下と診断されます。

MMSE(ミニメンタルステート検査)

3,時計描写テスト(CDT)

時計描写テスト(CDT)とは、丸い時計の絵を描くテストで、認知症の診断に加えて半側無視、失語、注意障害などの診断としても使われています。

短時間で実施可能であり、高齢者からの拒否も少なく、教育水準に影響されにくい検査です。改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)やMMSE(ミニメンタルステート検査)と併用して行うことで認知症の診断の精度があがります。

ADAS

ADASは認知症の薬が、認知機能の低下を緩和していることを証明するための検査です。記憶障害や見当識障害を詳しくみていくテストです。

設問は11問あります。継続的に複数回実施して認知機能の低下の具合を見ていきます。

早期発見が大事!

中核症状
認知症になったとしても、早期の段階であれば通院しながらこれまでの生活を送ることができます。また、進行を遅くする薬や症状を緩和する薬もあるので、「いい状態」が年単位でのばすことも可能です。

早期発見のメリット

・早期より治療することで、症状が軽減したり、回復も期待できる。
・早期より薬を服用することで効果が高まる。
・早期発見・早期治療により、今後の見通しをたてることができる。

 

「おかしいな。」「困ったな。」と思ったら医療機関に相談しましょう。特に周りに人は「何かおかしい。」と感じたら、一度受診することをおすすめします。早めの対応が大切です。

認知症を疑う手掛かり

「何か変だな。」と最初に気づくのは周りにいる家族です。

認知症を疑うてがかり

・同じことを何度も繰り返すようになった。
・料理や片付け、計算、運転にミスが目立つ。
・約束の時間や場所を間違えるようになった。
・些細なことで怒りっぽくなった。
・下着を替えず、身だしなみを気にしなくなった。

こういったことが増えてきたと思ったら医療機関に相談しましょう。

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