認知症ケア

現役介護士がパーソンセンタードケアのおすすめ本を紹介します。

悩む人
パーソンセンタードケアを勉強したいと思っています。パーソンセンタードケアが学べるおすすめの本があったら教えてください。

そんな悩みにお答えします。

 

本記事の内容

・認知症ケアが学べるパーソンセンタードケアのおすすめ本2選
・パーソンセンタードケアの本を読むタイミング
・パーソンセンタードケアの本を自分のモノにする方法

パーソンセンタードケアの書籍はたくさん出版されており、どれを読めばいいか悩みますね。

今回僕が紹介する書籍は、介護経験が浅い介護士でも読みやすく、実践にも使える認知症ケアがたくさん載っている本となります。

 

こんな方におすすめ

「パーソンセンタードケアってよくわからないから学びたい。」

「認知症の方の接し方に悩んでいる。」

「認知症ケアの研修材料が欲しい。」

といった方向けでパーソンセンタードケアの入門書を紹介します。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、介護士歴10年以上。

介護福祉士と福祉用具相談員の資格を持っています。

現在、認知症対応型通所介護の相談員をしており、日々認知症ケアを実践しています。

この記事を読めば、パーソンセンタードケアの理解が深まり、実践で使える認知症ケアまで手に入ります。

パーソンセンタードケアのおすすめ本2選

早速、パーソンセンタードケアが学べるおすすめ本を2冊紹介します。

1冊ずつ紹介します。

 

認知症の看護・介護の役立つ よくわかる パーソン・センタード・ケア

本の基本情報

認知症の看護・介護の役立つ よくわかる パーソン・センタード・ケアの基本情報はこちらです。

本の基本情報

書名:認知症の看護・介護の役立つ よくわかる パーソン・センタード・ケア
監修:鈴木みずえ
出版日:2017年5月30日
発行所:池田書店
定価:1400円+税

本の監修をつとめた、鈴木みずえさんは、浜松大学医学部の教授であり、認知症ケアやパーソンセンタードケアの書籍にたくさん関わっている方です。

 

本の解説

「認知症の看護・介護の役立つ よくわかる パーソン・センタード・ケア」では、4つの章で構成されています。

本の要約

第1章 認知症のことを理解する
第2章 パーソンセンタードケアの基本
第3章 実践のための3つのステップ
第4章 パーソンセンタードケア実践編

第1、2章では、認知症の原因や認知症によって起こる症状。

パーソンセンタードケアの考え方や目標などがイラスト付きで分かりやすく解説されています。

 

そして第3章では、「実践したいけれど、どうしていいのかわからない」という方のために、実践するために欠かせない「3つのステップ」(思いを聞く→情報を集める→心理的ニーズを見つける)を紹介し、理解が進み、実践への自信がつくように解説しています。

 

さらに第4章では、実践編として、病院や高齢者施設などでの実例をもとに、3ステップの進め方を紹介しています。

第4章の解説

➀認知症の症状
②3つのステップによるケアの方向性
③ケアプラン、ケア実施後

といったように2ページにわたり、いろんな症状に対するケアの方向性や実践の仕方が書かれています。

2ページで一つの症状に対するアプローチがまとめまれているので、読みやすく理解しやすい構成となっています。

 

本の書評

読者の声

パーソン・センタード・ケアの研修にも参加させていただき理解しているつもりですが、

短時間で他者に伝えるのはなかなか難しいです。、

ですが、この本では概念から良い出来事、悪い出来事が例で記入してありとてもわかりやすく書いてあります。

パーソン・センタード・ケアの入門として適していると思います。

引用:Amazon

読者の声

のパーソン・センタード・ケアを主題とした本の主旨は、おそらく12ページにある“認知症の人もケアする人も「人でいられる」ケア”という言葉に尽きる、のではないでしょうか。

読み終えて、福祉の現場だけではなく、認知症に向き合う家族もこの本を読むべきだ、と強く思いました。

この本は、一見難しいパーソン・センタード・ケアを、表紙にもある「3ステップで実践」で具体的に説明してくれています。

素人の私でも非常に分かりやすいイラスト入りの具体例を踏まえ(福祉の現場の実践例を豊富に取り入れて)、懇切丁寧に、しかも見方を変えて繰り返し記述されています。

お世辞抜きで、このように分かりやすい本は初めて見ました。

ましてお忙しい福祉の現場の方たちには、本当に負担なく素早く理解しやすい有用な実用書になるのではないでしょうか。

引用:Amazon

認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方

こちらの本も先ほど紹介した『認知症の看護・介護の役立つ よくわかる パーソン・センタード・ケア』と同じ鈴木みずえさんが監修している一冊となっています。

『認知症の看護・介護の役立つ よくわかる パーソン・センタード・ケア』よりもより実践向けとなっています。

 

本の基本情報

本の基本情報

書名:認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方
監修:鈴木みずえ
出版日:2017年11月29日
発行所:池田書店
定価:1500円+税

 

本の解説

「認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方」では、4つの章で構成されています。

本の要約

第1章 認知症の人に起こる障害
第2章 聞き方・話し方の基本
第3章 シーン別聞き方・話し方
第4章 認知症の人のケアで悩んだ時の聞き方・話し方

認知症の人との会話の心得や認知症ケアに役立つ「聞き方・話し方」が習得できます。

 

そして第3,4章では、なかなか起きられない、何日も着替えない、食事の途中で手が止まる、「帰りたい」と言う、物を盗られたと思っている、歩き続ける、大きな声を出すなど、よくある事例をとりあげマンガやイラストを使い分かりやすく解説してくれています。

上の画像は頭や身体を洗いたがらない方へのケアの仕方をマンガで紹介してくれています。

これ以外にもいろんなシーンの認知症ケアの実践の仕方を解説してくれています。

 

本の書評

読者の声

認知症の方を介護する時に出くわす困難な場面とその対応を具体的に取り上げ、説明はマンガでとてもわかりやすいです。

豊富な経験から教えていただく具体的な聞き方・話し方の方法は、介護者の専門的なスキルとして身につけておきたいです。

引用:Amazon

読者の声

認知症の人の気持ちを知り、どうコミュニケーションをとるか。場面ごとに、漫画を交えて解説しています。

認知症の人とのコミュニケーションは「難しい」と感じている人もいるかと思いますが、だとしたらそれは「気持ちを理解できないで声をかけているから」ケアの現場では、ケアを行うための「声かけ」が多くなりますが、この本では、その場面ごとに「どう気持ちを感じて、何に気を配りながら、声をかけるのか」を紹介してくれています。

「簡単ではない」のは、認知症の人がとても繊細だから。

逆にその繊細さに寄り添うケアをすることを省けば、さらに認知症の人との距離は開き、ケアが難しくなります。

経験が少なくても、ここで紹介していることを一つひとつ丁寧にできれば、認知症の人と良い関係を築けると思います。

最後に「認知症」を「認知」と略して言うことは、認知症の人をよく理解していない人に多いです。

引用:Amazon

僕自身の本の感想

今回紹介した2冊は、僕が認知症対応型通所介護の相談員をやる際に、認知症ケアの勉強のために購入した2冊です。

認知症やパーソンセンタードケアを学ぶのに最適の2冊だと思います。

 

実践で使える認知症ケアの仕方がたくさん書かれているので、実際に現場でも重宝しています。

何よりもイラストやマンガを多用しているので、読みやすく理解しやすいのがいいです。

 

事業所の本棚に置いておき、悩んだ時に手に取り振り返りたい書籍です。

 

パーソンセンタードケアの本を読むタイミング

パーソンセンタードケアの本を読むタイミングは下記になります。

読むタイミング

・認知症ケアを学びたいとき
・認知症の方との接し方に悩んだとき

一つずつ解説します。

 

認知症ケアを学びたいとき

介護の仕事をしていると、自分は介護士として成長できているのかなぁ。と思い悩むことがあるかもしれません。

そんな時は、認知症ケアの勉強をして、介護のスキルアップをすべきです。

 

認知症高齢者は今後増加傾向にあり、認知症ケアのできる介護士の需要は増えていきます。

認知症ケアを学ぶことは、今後の仕事に活かせる機会が必ずあります。

 

認知症の方との接し方に悩んだとき

実際に現場では、入浴を拒否したり、帰ろうするなど認知症の方の症状に悩まされることがよくありますよね。

そんな時のケアのヒントが今回紹介した2冊には書かれているので、読んでみることをおすすめします。

 

パーソンセンタードケアの本を自分のモノにする方法

本を読むだけでは何の意味もありません。

本から学んだことを実践で使えるケアとして習得し、自分自信のスキルアップにする必要があります。

 

そのための、本の読み方を紹介します。

自分のモノにする読み方

・その本を読む目的を明確にする
・本を要約しながら読む
・現場で使えそうなシーンを想像しながら読む

一つずつ解説します。

 

その本を読む目的を明確にする

漠然と読み始めるのではなく、この本から何を得たいのかを明確にして読み始めるようにしましょう。

そうしておけば、自分にとって必要な情報を見逃さずに読み進められます。

 

本を読むことに慣れないうちは、自分が今悩んでいるケアをピンポイントで読んでみるのもありです。

 

本を要約しながら読む

だらだら読み進めて最終的に読んだことで満足してしまっては意味がありません。

章や節ごとに簡単な要約を作っておくと、頭で理解しやすくなります。

 

ノートやメモアプリでまとめるのもありだし、大事な箇所にマーカーや付箋を貼るだけでも良いです。

 

現場で使えそうなシーンを想像しながら読む

今回紹介した2冊には、実際の現場で使えそうなシーンがたくさん書かれています。

 

現場をイメージしながら、読み進めることで「あの方にはこのケアが使えそう。」といった場面に出くわします。

そういったことを回想しながら読み進めることで、理解が深まるはずです。

 

まとめ:本で得たノウハウは現場で即実践するべし

今回は、パーソンセンタードケアのおすすめ本を2冊紹介しました。

 

本記事のおさらい

こんな方におすすめ

「パーソンセンタードケアってよくわからないから学びたい。」
「認知症の方の接し方に悩んでいる。」
「認知症ケアの研修材料が欲しい。」

 

この2冊からは、現場で使える認知症ケアが確実に学べます。

本で学んだことを現場で即実践すべきです。

そうすることで、効果的に認知症ケアのスキルアップができます。

 

ちなみにパーソンセンタードケアの基本を知りたいという方には、そちらをまとめた記事もあるのでご覧ください。

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【介護士向け】認知症ケアを学ぶならパーソンセンタードケアがおすすめ

 

今回は以上になります。

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