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介護の資格

【失敗したくない】初任者研修と実務者研修どっちを選ぶべき?

2021年1月14日

初任者研修 実務者研修

悩む人
■介護の仕事をしようと思っています。まずは介護の資格をとるつもりです。

■介護の資格を調べていたら、初任者研修と実務者研修を見つけました。いまいち違いがわかりません。

■どっちの研修を受講すればいいですか?

そんな悩みにお答えします。

初任者研修と実務者研修はどちらも介護の資格です。

どちらも介護の知識やスキルを身ににつける研修には違いありません。

そのため、まったくの介護未経験の方からしたら、違いを理解するのは難しいかもしれませんね。

どちらを受講すべきか悩むのも当然だと思います。

 

「ついていけないレベルなのに実務者研修を選んで失敗した」または「学ぶ必要がないのに初任者研修を選んでしまった」なんてことにはなりたくないですよね。

 

この記事では、初任者研修と実務者研修の違いを5つの項目で比較して解説します。

そして、どちらの研修を受講すべきか判断できる材料をすべて提示します。

 

この記事を読み終わった頃には、あたなが受講すべき研修が決められているはずです。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

初任者研修は「介護の入門資格」

初任者研修 実務者研修

初任者研修は、これから介護の仕事を始める人に、最初に取ってほしい資格です。

利用者さんの身体に触れる「身体介護」をするためには、必ず介護の資格を保有している必要がありますが、数ある介護の資格のなかで、最も取得しやすいのが初任者研修です。

 

初任者研修では、介護の基礎知識や介護技術など、介護の現場で必要な基礎をみにつけることができます。

いわば「介護の入門資格」です。

 

初任者研修の詳細

初任者研修の詳細を表にまとめました。

受講資格 なし
科目数 9科目
受講期間 1ヶ月〜4ヶ月
受講時間 130時間
受講料 3万円〜12万円
試験難易度 易しい

※受講期間は、コースによって期間が変わります。

最短で取得を目指せば、1か月ほどで取得が可能です。

 

※受講料は、スクールによって金額が変わります。

詳細はスクールに確認してください。

 

初任者研修の取得方法や取得するメリット・デメリットなど詳細な内容が知りたい方は、下記の記事で解説しているのでそちらをご覧ください。

≫現役介護士が介護職員初任者研修のメリット・デメリットを解説します。

 

実務者研修は初任者研修の上位資格

初任者研修 実務者研修

実務者研修は、介護士として働き続けるためのベースとなる「介護過程の展開」や「医療的ケア」などの実践的な介護技術をしっかりと身に付けることができます。

研修レベルは、2年以上の養成課程を持つ「介護福祉士」養成校の到達目標と同等の水準です。

 

介護福祉士試験の受験資格に、2017年より「実務者研修の受講・修了」が義務付けがされました。

よって、実務者研修は介護福祉士資格を目指すうえで必須の資格です。

 

実務者研修の詳細

実務者研修の詳細を表にまとめました。

受講資格 なし
科目数 20科目
受講期間 6ヶ月
受講時間 450時間
受講料 15万円
試験難易度 試験はなし

今回は、無資格で実務者研修を取得する場合を表にまとめました。

※実務者研修は、すでに取得している資格によって受講する科目が免除されるため、必要な学習期間や科目数、受講料が変わります。

 

実務者研修について、取得するメリットや修了者が活躍できる職場など、詳細な情報が知りたい方は、下記の記事で解説しているのでご覧ください。

≫【介護福祉士を目指すなら必須資格!】実務者研修の取得方法やメリットを解説

 

初任者研修と実務者研修の違い

初任者研修 実務者研修

つづいて、初任者研修と実務者研修の違いについて解説していきます。

2つの資格の違い

・実務者研修は介護福祉士試験の受験資格

・実務者研修はサービス提供責任者になれる

・受講科目は実務者研修が圧倒的に多い

・初任者研修に修了試験がある

 

実務者研修は介護福祉士試験の受験資格

介護士として取得できる資格の中で、介護福祉士は唯一の国家資格です。

介護福祉士の試験を受けるには、実務者研修の修了が必須となります。

 

※実務者研修と合わせて、実務経験3年以上が条件です。

一方、初任者研修は終了しても受験資格になりません。

 

実務者研修はサービス提供責任者になれる

サービス提供責任者とは、訪問介護事業所で「ケアマネ・ヘルパーとの連絡・調整」をするコーディネーター業務を行う人のことを言います。

実務者研修を取得していれば、このサービス提供責任者になれます。

 

厳密に言えば、「初任者研修+実務経験3年以上」でもサービス提供責任者になることができますが、介護報酬が減算されてしまうので、事業所は実務者研修以上の資格を持っている人を優遇して採用します。

 

受講科目は実務者研修が圧倒的に多い

初任者研修…9科目/130時間

実務者研修…20科目/450時間

実務者研修は、初任者研修より11科目、320時間も受講時間が多い資格です。

そのため、受講期間も長くなってしまいます。

 

初任者研修に修了試験がある

初任者研修には、カリキュラム修了後に筆記試験があります。

一方、実務者研修には修了試験はありません。

 

試験といっても、初任者研修の筆記試験は難しいものではありません。

学習内容を理解しているか、確認するために実施されています。

万一不合格になっても、追試験があるので安心です。

 

※実務者研修について、スクールによっては、受講内容を理解しているか、確認するための試験がある場合があります。

 

初任者研修と実務者研修を5つの項目で比較

初任者研修と実務者研修を5つの項目で比較して、表にまとめました。

項目 初任者研修 実務者研修
受講時間 130時間 450時間
修了試験 あり なし
受講料 3万~12万円 15万円
サービス提供責任者 ×
介護福祉士試験 受験不可 実務経験3年と合わせて
受験可能

 

未経験から介護士を目指すなら初任者研修を選ぼう

初任者研修 実務者研修

介護未経験から介護士を目指すなら初任者研修を受講すべきです。

初任者研修は、介護未経験の方向けに介護の基礎やスキルを学べるようにカリキュラムが作られているので、未経験の方には最適な研修です。

 

実務者研修も未経験・無資格でも受講可能です。

但し、クラスの中には資格取得(ヘルパー1級・ヘルパー2級・初任者研修・基礎研修)をされた方が大半です。

 

もちろん、無資格の方も受講されてます。

ただ、その方々は現場で介護の経験をされている方ばかりです。

 

無資格・未経験だと、実務者研修のカリキュラムについていくには、ハードルが高いかもしれません。

なので、未経験の方は、まず初任者研修を取得して、介護の現場で経験を積み上げることをおすすめします。

 

ちなみに、僕は介護未経験だったので、まず初任者研修の前進であるヘルパー2級を取得し、介護施設に入職しました。

そして実務経験を積んで介護福祉士を取得しています。

※当時は、実務者研修がなかったので、介護福祉士試験の筆記と実技を受験しました。

資格のキャリアップとしては、間違ってなかったと思っています。

 

初任者研修のスクール情報については、「シカトル」から無料で資料が手に入ります。

割引キャンペーンなどを利用すれば、かなりお得に受講できますよ。

≫初任者研修の資料請求はこちら

 

こんな方も初任者研修がおすすめです

初任者研修がおすすめな方

・家族の介護のために、介護の基礎知識を学びたい

・費用をあまりかけずに早く介護の資格を取得したい

 

家族の介護のために、介護の基礎知識を学びたい

家族で介護が必要な方がいる、もしくは将来に向けて介護の知識を学びたい方は、初任者研修を受講しましょう。

初任者研修では、介助技術を学ぶ実技講義も豊富なので、家族介護に役立つ知識やスキルがみにつきます。

初任者研修の受講生には、そういった動機で受講される方が、結構おられます。

 

費用をあまりかけずに早く介護の資格を取得したい

初任者研修は、実務者研修に比べ、受講費用が低めです。

各スクールのキャンペーンなども活用すれば、もっとリーズナブルに受講することも可能です。

 

また、通信コースを受講すれば、学校に通う時間は最低限ですみます。

この点でもすばやく資格をとって、お仕事に役立てたい人にはうってつけの資格となっています。

 

介護福祉士を目指すなら実務者研修を選ばう

初任者研修 実務者研修

介護福祉士資格試験を受けるためには、実務者研修の受講修了が必須です。

実務者研修には、受講資格がないのでどなたでも受講できます。

介護福祉士を目指すなら、実務経験をつみながら、実務者研修を受講するのが、最短のルートです。

 

実務者研修のスクール情報は、「シカトル」から無料で資料が手に入ります。

割引キャンペーンなどを上手く利用すれば、通常よりもお得に受講できますよ。

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こんな方も実務者研修がおすすめです。

実務者研修がおすすめな方

・サービス提供責任者として働きたい

・さらに介護の知識やスキルを磨きたい

・給与や待遇を改善したい

 

サービス提供責任者として働きたい

訪問介護のサービス提供責任者として働きたい方は、実務者研修の資格があれば可能です。

サービス提供責任者は、初任者研修では働くことができません。

 

サービス提供責任者は、訪問介護事業所で「ケアマネ・ヘルパーとの連絡・調整」をするコーディネーター業務を行う人です。

仕事内容は、介護職員としての業務はもちろんのこと、訪問介護サービス計画の作成やヘルパーへの指示・指導、事務作業、さらには介護サービス利用者の家族とも接する場面もあり、広範囲に渡っています。

また「訪問介護サービス利用者40名に対して1名以上サービス提供責任者の配置」が義務付けられているため、介護サービスを提供する上でとても重要な役割を担っています。

 

さらに介護の知識やスキルを磨きたい

すでに介護士として働いていて、介護の知識やスキルをレベルアップさせたいなら、実務者研修がおすすめです。

介護の仕事をしているなら、現場で初任者研修レベルの知識は、身についていきます。

 

なので、さらにレベルアップするなら実務者研修がいいでしょう。

また、ヘルパー2級や基礎研修などの介護の資格を持っている方も実務者研修からで大丈夫です。

 

給与や待遇を改善したい

給与をアップさせたいなら、実務者研修を取得しましょう。

実務者研修を取得することで、資格手当を支給してもらえることがあります。

実務者研修修了者には、資格手当として10000円〜15000円程度支給される施設が多いようです。

 

ちなみに保有資格別の月収、年収を表にまとめておきます。

保有資格 月収 年収
介護福祉士  ¥     313,920  ¥  3,767,040
実務者研修  ¥     288,060  ¥  3,456,720
初任者研修  ¥     285,610  ¥  3,427,320
保有資格なし  ¥     261,600  ¥  3,139,200

表のデータは全国平均の金額です。

データを見る限り、実務者研修は、初任者研修より年収で5万円程アップします。

ただし、給与については勤続年数やキャリアアップ、役職なども影響するので、一概にこのデータ通りというわけではありません。

 

まだ迷っているなら初任者研修を選べ

初任者研修 実務者研修

「2つの資格を受講するのは面倒だから、一気に実務者研修を受講したいけど、受講費が負担だし、研修についていけるか不安。」という方もおられると思います。

そんな時は、あせらず初任者研修から受講することをおすすめします。

 

介護業界がどんなものなのか、自分にあっているか、やりがいや面白さを知るのも大切なことです。

そういったことを学べるのが、初任者研修です。

 

また、三幸福祉カレッジでは、初任者研修と実務者研修をセットで受講できるコースも用意してくれてます。

セット割で安く受講できるので、こういった講座を受講するのも一つの選択肢だと思います。

 

まとめ:初任者研修から取得が無難

初任者研修 実務者研修

今回は、初任者研修と実務者研修の違いから、それぞれの資格のおすすめな方を紹介しました。

 

本記事のおさらい

2つの資格の違い

・実務者研修は介護福祉士試験の受験資格

・実務者研修はサービス提供責任者になれる

・受講科目は実務者研修が圧倒的に多い

・初任者研修に修了試験がある

 

初任者研修がおすすめな方

・未経験で介護士を目指している

・家族の介護のために、介護の基礎知識を学びたい

・費用をあまりかけずに早く介護の資格を取得したい

 

実務者研修がおすすめな方

・介護福祉士の資格を目指したい

・サービス提供責任者として働きたい

・さらに介護の知識やスキルを磨きたい

・給与や待遇を改善したい

 

研修を開いているスクールの情報は、「シカトル」から無料で一括請求できます。

スクールでは、割引キャンペーンや就活支援など、さまざまなサービスを行っています。

各スクールの詳細を見比べて、選択するといいと思います。

資料はすべて無料で請求できます。

≫初任者研修の資料請求はこちら

≫実務者研修の資料請求はこちら

 

介護士をとして働いていくなら、介護福祉士を目指してください。

介護福祉士は、介護士の唯一の国家資格です。

 

取得をすれば、給料アップや仕事の幅が広がり、転職にも有利になります。

介護福祉士の受験資格や取得条件を解説した記事があるので、介護福祉士に興味がある方はそちらをご覧ください。

≫【総まとめ】介護福祉士の業務内容から資格取得の仕方まですべて解説

 

今回は以上になります。

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