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介護の悩み

介護士はストレスがたまる仕事なの?そんな疑問に現役介護士が答えます!

介護ストレス

悩む人
将来を見据えて、就職先を介護業界にしようと思っています。介護士はストレスで潰れるとよく聞くのですが、実際のところはどうなのか教えてください。そして、ストレスがたまった時の対処法が知りたいです。

そんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

・利用者さんにストレスを感じることはあまりない
・介護士がストレスを感じる原因
・介護士がおちいりやすい燃え尽き症候群に要注意!
・ストレスの原因!ブラック介護施設には入職してはいけない
・介護士がしているストレス発散法

本記事では、介護業界に進もうと考えているあなたへ。

現役介護士である僕が、介護士のストレスと解消法について解説します。

 

介護士は、キツイ、汚い、給料が安いという3Kのイメージが世間に定着しています。

肉体的にも精神的にもキツイ仕事だと思っている方も多いと思います。

しかし、介護業界で10年以上働いてきた僕の経験から言わせてもらうと介護の仕事は、奥が深くやりがいのある仕事です。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

 

この記事を読み終わった頃には、介護士が抱えるストレスとその解消法までが分かります。

今介護業界で働いていてストレスを溜めている方にとっても参考になる記事となっています。

利用者さんにストレスを感じることはあまりない

介護ストレス

介護の仕事は、認知症の方と接する機会が多く、同じことを何度も言われたり、時には暴言を言われるなど、ストレスのたまるイメージがあるかもですが、僕の経験から言わせてもらうと利用者さんからストレスを感じることはあまりありません。

介護士は利用者さんが可愛くてしょうがないのです。

仕事が忙しくて、疲労困憊でも利用者さんの笑顔にいやされることがよくあります。

 

介護士の声

余り、利用者からはストレス感じる事は少ないですね。

むしろ、家族の方に、感じる事の方が多いです。

介護士の声

口が達者な方についてはイラッとすることもなくはないのですが、ほとんどの場合、利用者さんに対してムカつくことはあまりないです。

認知症や病気については勉強会やカンファレンスなどをやって職員みんなで共有するようにしてますし対応も連絡をとりあってできるかぎり良い方向になるようにしています。

といったように、利用者さんからストレスを感じるというより、職場の人間関係や職場の運営方針にストレスを感じることが多いです。

 

介護士がストレスを感じる原因

どのような仕事・職場でもストレスはあるものですが、介護の仕事においては、精神的にも体力的にもストレスを感じる場面があります。

ここでは、介護士がどういったストレスを抱えているのか解説します。

 

介護士が抱えているストレスを感じる原因は主に5つです。

介護士のストレスの原因

・職場の人間関係
・職場の運営方針が合わない
・慢性的な人手不足
・不規則な勤務シフト
・利用者さんやご家族との関係

一つずつ解説します。

 

職場の人間関係

介護士の声

おとなしめの利用者や新人職員に横柄な態度をとる職員や自信満々に見当違いな指示を出す先輩職員と組んで仕事しなければならない状態がストレスは溜まりやすいです。

介護士が抱えるストレスの原因でもっとも多いのが職場の人間関係です。

介護の現場にはいろんな人生経験や職業経験をもった幅広い年代のスタッフが働いています。

そのため、考え方や価値観の違いで意見がぶつかりあったり、チームワークがうまく築けないなどの問題が発生しています。

 

僕自身も利用者のケアについて、意見が合わず口論となったことは何度もあります。

 

職場の運営方針と合わない

介護士の声

「利用者一人ひとりを大切に」という理念に惹かれて入職したが、実際は効率重視で満足に 利用者さんとコミュニケーションが取れない職場でした。

職場の運営方針が効率重視で自分が本来したいケアとギャップが生まれたり、有給がとりずらい、サービス残業が当たり前といった職場の体制に対してストレスを抱えている介護士も多くいます。

 

慢性的な人手不足

介護士の声

常に満床なのに、人を増やしてくれない。

毎日残業が当たり前で、スタッフの口癖が「疲れた」か「忙しい」ばかりです。

介護施設はどこも慢性的な人手不足です。

職員が足りていないことで、一人の職員への負担が多くなっており、残業が当たり前となっている施設も少なくありません。

 

ただでさえ、肉体的にも精神的にもハードな介護の仕事なのに、人手不足で残業となったらかなりのストレスとなります。

 

不規則な勤務シフト

介護士の仕事は、早番、遅番、夜勤といったように24時間対応です。

不規則なシフトとなり、規則正しい生活を送ることが難しくなります。

身体的負担が多くなると、イライラがつのりストレスを溜めやすくなります。

 

利用者さんやご家族との関係

介護の現場では職員間の人間関係だけではなく、利用者さんやそのご家族との人間関係を構築する必要があります。

一生懸命介護にあたっていても、利用者さんやご家族から心無い言葉を浴びせられたり、時には暴力を振るわれることもあります。

 

また、介護士は一人の利用者さんと長期的なお付き合いをする場合が多く、苦手な方とも向き合う必要があります。

そういった場合にはストレスを溜めてしまいがちです。

 

介護士がおちいりやすい燃え尽き症候群に要注意!

介護ストレス

心理的にストレスの大きい介護士には発症しやすいと言われているのが、燃え尽き症候群です。

燃え尽き症候群とは、仕事に意欲を持って取り組んでいた人がある日突然やる気がなくなり、虚無感にとらわれ無気力になる「うつ病」の一種とも考えられている症状のことです。

活動的で理想が高く、仕事に全力で取り組む人に多く見られます。

 

もし下記のような症状がでたら、要注意です!

肉体的症状

吐き気
不眠
食欲不振
高血圧
息切れ
胃腸の障害

精神的症状

仕事に対する意欲の減少
他人に無関心になる
怒りっぽくなる
自分に自信がなくなる
疲弊感を強く感じる

 

ストレスの原因!ブラック介護施設には入職してはいけない

ストレスの原因は、職場環境による場合もあります。

もし下記に当てはまる施設なら、我慢して働き続けることをおすすめしません。

ブラック施設の特徴

・労働基準法を守っていない
・無理な残業、休日出勤、夜勤が多い
・いじめ・ハラスメント
・違法な医療行為を強いる

一つずつ解説します。

 

労働基準法を守っていない

労働基準法では、使用者は1週間に少なくとも1日の休日、または4週間に4日の休日を与えなければならないと規定しています。

また、原則として1週間に40時間、1日8時間という労働時間の制限があります。

 

これに従うと、1週間のうちの1日は法定休日、もう一日は所定休日となります。

月に休みが7日以下の法人は論外です。

 

無理な残業、休日出勤、夜勤が多い

サービス残業が当たり前、夜勤を宿直扱いにしている施設は、良い施設とは言えません。

ストレスの原因となります。

 

いじめ・ハラスメント

ブラック介護施設で共通しているポイントは、いじめやハラスメントが横行していること。

職員同士や運営者から、また利用者さんから被害を受けることもあります。

ブラック企業は対策をしていないので、こういったことが日常的に行われています。

 

違法な医療行為を強いる

無資格者である介護職員に対して、医療行為を行わせているケースもあります。

たとえば、敵便やインスリン注射などは介護職員が行うことができません。

どれだけ人手不足だからとは言っても、無資格者による医療行為は行ってはいけません。

 

介護士がしているストレス発散法

適度なストレスはやる気があがるなどの効果もありますが、過度なストレスは、肉体的・精神的にも悪影響を及ぼし、やがて限界を迎えかねない恐いものです。

普段からストレスを発散して、上手にストレスをつきあっていくことが大切です。

 

ここでは、介護士がやっているストレス発散方法を紹介します。

介護士のストレス発散法

・ストレスの原因を探る
・人は人、自分は自分と割り切る
・生活習慣を整える
・誰かに話を聴いてもらう
・メンタルケアをうける
・趣味活動や旅行などでリフレッシュ
・職場環境の見直し

一つずつ解説します。

 

ストレスの原因を探る

介護士はストレスの多い仕事です。

そのためストレスと向き合っていく必要があります。

理由が分からないストレスは、対処がわからず、いずれ爆発してしまうことも。

原因や対処法を考えて心を安心させましょう。

 

人は人、自分は自分と割り切る

介護士の声

人それぞれ、職場それぞれ、と割り切るように日々言い聞かせています。

 

同じ職場で働いていたとしても、価値観や考え方は人それぞれです。

それに対して、ストレスを感じていてはキリがありません。

人は人、自分は自分と割り切ることが大切です。

 

価値観の違いは、自分とは違う介護感を知るいい機会だと考えるといいです。

 

僕自身もそう考えるように心がけています。

価値観は、育ってきた環境、いままでの人生経験で作られるもの。

価値観や考え方は違って当然だよ。

そう言い聞かせると楽になりますよ。

 

生活習慣を整える

人は生活習慣が乱れていくと、ストレスをためやすい身体となります。

そんな時は、十分な睡眠をとるようにしましょう。

 

とはいえ、介護士は不規則なシフト制。

生活習慣を整えることが難しいこともあります。

そんな時は、軽い運動やストレッチでも効果があります。

 

誰かに話を聴いてもらう

ストレスは溜め込むと爆発してしまうだけなので、ひとりで抱え込まずに家族や友人に愚痴をこぼして、気持ちをスッキリさせましょう。

 

ただし、愚痴をこぼす相手に職場の同僚を選ぶことは好ましくありません。

仮にストレスの原因が一緒に働く仲間のことであれば、愚痴は回りまわって陰口として本人に届いてしまいます。

 

施設の中は、筒抜けだと思ってください。

自分が言ったことが、ゆがんだ形で本人へと伝わり、職場での立場が悪くなるケースは多くあります。

 

メンタルケアをうける

施設によっては、メンタルヘルスケアの担当をおいていたりします。

そういった担当者に相談するのもストレス発散になります。

 

話すことでストレスが発散できるだけでなく、助言や職場環境の改善も望めるかもです。

 

趣味活動や旅行などでリフレッシュ

介護士の声

趣味にいそしむ・買い物に行く・友達と遊ぶ・美味しいものを食べる

仕事のことを忘れて、休みの日は思いっきり楽しむのもストレス発散には効果的です。

 

職場環境の見直し

もし我慢できない、限界と感じたら職場環境を見直しましょう。

上司に相談したり、転職を考えるのも一つの方法です。

限界に達するまえに、行動することが大事です。

 

まとめ:介護士のストレスの原因は、人間関係や職場の運営方針

今回は、介護士のストレスの原因と対処方法を記事にしました。

 

本記事のおさらい

介護士のストレスの原因

・職場の人間関係
・職場の運営方針が合わない
・慢性的な人手不足
・不規則な勤務シフト
・利用者さんやご家族との関係

ストレス発散法

・ストレスの原因を探る
・人は人、自分は自分と割り切る
・生活習慣を整える
・誰かに話を聴いてもらう
・メンタルケアをうける
・趣味活動や旅行などでリフレッシュ
・職場環境の見直し

 

今回は以上になります。

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