認知症

【プロが解説】認知症は予防できる!予防するための5つのポイント

認知症予防2

悩む人
認知症を予防できるのか知りたい。高齢化が進んでいて、認知症の人もどんどん増えている。家族や将来自分も認知症になるのではないかと心配している。予防できる方法があったら知りたい。

そんな疑問にお答えします。

本記事の内容

・認知症が予防できる根拠
・認知症は生活習慣で改善できる!予防する5つのポイント
・認知症予防には早期発見が大切

2020年現在、認知症の有病者数は600万人、そして2025年には700万人を超えると言われています。(新オレンジプランより抜粋)

そして、一生涯で認知症になる確率は50%と言われており、誰しもが認知症になる可能性があります。残念ながら現在の医学では、認知症の進行を抑えたり、進行をゆるやかにする薬はあっても認知症を治す薬はありません。認知症になってからでは遅いのです。なので、予防がとても大切なのです。

こんな人におすすめ

チェック

・認知症を予防できるのか知りたい人
・高齢になってきたので認知症の予防をしたい人
・認知症の予防の方法を知りたい人

というわけで認知症の予防の記事を書きました。最後までご覧いただければ幸いです。

認知症の1/3は予防可能です!

2017年、ロンドンのアルツハイマー病協会国際会議(AAIC 2017)で認知症の1/3が予防可能だと発表されました。

国際会議で発表された論文の筆頭著者を務めたジル・リビングストン教授は、「認知症は人生の後半で診断されるものだが、脳の異変は通常、何年も前から始まっている」と話します。

「今すぐ行動すれば、認知症患者や家族の生活を大きく改善できるし、それが社会全体の将来を変えることになる」

ジル・リビングストン教授を筆頭に世界各地の専門家24人による研究に基づいてまとめられたこの論文は、認知症の予防には生活スタイルが大きく影響すると指摘していて、ライフステージ別にまとめられました。

ポイント

・若年期-最高15歳までの教育
・中年期-高血圧  肥満  難聴
・老年期-うつ病 糖尿病 物理的な不活動 喫煙 社会的接触が少ない

認知症の全症例の35%がこれらの9つの修正できる要因により、罹患するという証拠が提出されました。

なので、予防可能なことが医学的に証明されています。

認知症は生活習慣で改善できる!予防する5つのポイント

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栄養素をしっかりと摂取した食生活

認知症予防に大切なこと1つ目は食生活です。いろんな食材から身体に必要な栄養素を十分に摂る食生活を送ることが大切です。麺類やパンなどに偏った食生活では、身体に必要な栄養素を吸収できません。3食きっちりといろんな食材から高タンパク、高栄養の食事を心がけることが大切です。

補足として、糖分と塩分は控えめにするべきです。糖尿病の患者は、認知症の発生率があがります。また、高塩分は高血圧の動脈硬化により、脳血管性認知症の要因となりえます。

認知症の予防にはMIND食が効果的です。MIND食の記事を書きました。興味のある人はそちらを確認ください。

必見】MIND食で認知症は予防できる!

適度な運動によるストレス発散

適度な運動は、認知症の予防になります。運動は、脳を活性化させストレス発散の効果もあります。腰や関節に痛みがあり、生活に制限があると認知症になった時に急激に認知症が進むことが多いです。運動の習慣を作り、日ごろから身体のメンテナンスを行うことが大切です。

認知症の予防には運動が効果的です。そちらの詳細な記事を書きました。興味のある人はそちらを確認ください。

【必見】認知症予防には運動や脳トレは効果があるのか?

十分な睡眠をとり、メリハリのある活動リズム

3つ目は睡眠です。睡眠をしっかりとり、メリハリのある活動リズムを作ることが大切です。夜遅くまで起きていたり、昼夜逆転した生活は、いろんな疾病の引き金になります。規則正しい睡眠習慣を作ることが大切です。

他者との交流、コミュニケーション

他者との交流が何よりも脳を刺激してくれ、また豊かさや楽しさをもたらしてくれます。家族との会話、地域活動や介護予防教室などに積極的に参加してみることが大切です。

生活習慣病の治療

食生活や喫煙、運動不足などの普段の生活の不摂生により発症するのが生活習慣病です。認知症は生活習慣病の延長線上にあります。

代表的な生活習慣病

チェック

・糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・肥満

これらの生活習慣病が動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの発症リスクをあげます。さらにこれらの生活習慣病が、認知症の発症リスクも高めることがわかっています。

認知症予防には早期発見が大切

発症の25年前から病気は始まっている

もっとも多いアルツハイマー型認知症の特徴は、異常たんぱく質アミロイドβとタウたんぱく質の蓄積、記憶に関わる海馬を中心した脳全体の萎縮です。

時系列でみると、およそ発症の25年前にアミロイドβが溜まり始め、15年前からタウたんぱく質が増えて海馬も小さくなり始め、10年前に記憶力の衰えがみられるようになります。アミロイドβやタウが蓄積しはじめていても症状のない段階を経て、脳病変が進行して物忘れが目立ち始める軽度認知障害(MCI)に進み、その後発症します。

つまり、70歳で認知症を発症した人は、バリバリ働いている脳内ですでに異常が起こり始めているのです。

認知症はなぜ早期発見が大切なのか

慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症などの原因による認知症は早期発見し治療することにより改善が可能です。

認知症は発症してしまうと治療することはできません。重度認知症では改善や遅らせることは難しくなります。しかし初期の認知症であれば、薬や生活習慣の改善により進行を遅らせたり、改善することも可能です。

進行を遅らせることができれば、家族との大切な時間を増やすことも可能になります。

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