介護の資格

実務者研修とは?中学生でも分かるように解説

2022年6月11日

実務者研修

悩む人
介護職として働いています。職場の上司から実務者研修を取得を勧められています。介護職として働くなら実務者研修は取得すべきでしょうか?また、実務者研修を取得するメリットや取得方法も教えて欲しい。

そんな悩みにお答えします。

 

介護業界で働いている方なら、実務者研修という言葉は一度は聞いたことがあるはずです。

今や、介護職にとって実務者研修の重要度はかなり高くなっていて、介護職としてキャリアアップをするなら実務者研修は必須で取得すべき資格です。

 

この記事では、実務者研修とはどんな資格なのか?だけでなく、取得するメリットや取得方法まで解説していきます。

記事を読めば、実務者研修の理解が深まります。

 

実務者研修を取得するならユースタイルカレッジがおすすめです。

地域最安値、ライフスタイルに合わせたカリキュラムが可能で、無理なく実務者研修の取得が目指せます。

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この記事を書いている人

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門相談員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

実務者研修とは?

実務者研修は、介護職にとって必要な質の高い介護サービスを提供するためのスキルが学べます。

介護の基礎が学べる初任者研修のワンランク上の資格であり、介護の基礎だけでなく医療的ケアや介護過程といったより専門的な学習をします。

そのため、介護職としてキャリアアップするなら必須で取得するべき資格です。

 

そもそも実務者研修を取得しなければ、介護職唯一の国家資格である介護福祉士の受験資格さえ得られません。

だから、介護職として働くなら実務者研修は必須で取得すべき資格なんです。

 

初任者研修と実務者研修の違い

初任者研修は、介護の基礎知識が学べる介護の入門資格です。

一方、実務者研修は、初任者研修のワンランク上の資格で、介護の基礎だけでなく、医療的ケアや介護過程などより実践的な技術が学べます。

 

初任者研修と実務者研修の違いについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

合わせて読みたい
【失敗したくない】初任者研修と実務者研修どっちを選ぶべき?

続きを見る

 

実務者研修を取得するメリット

実務者研修を取得するメリットは5つあります。

実務者研修を取得するメリット

・サービス提供責任者になれる

・介護福祉士の受験資格が得られる

・「たん吸引」や「経管栄養」を学ぶことができる

・信頼獲得、給料アップにつながる

・就職・転職に有利になる

 

それでは一つずつ解説します。

 

サービス提供責任者になれる

実務者研修を持っていると、訪問介護事業所の「サービス提供責任者」になれるチャンスが広がります。

実際は、ヘルパー2級を持っていればサービス提供責任者になることはできます。

 

しかし、平成25年4月より「ホームヘルパー2級を修了し3年以上の実務経験を得ることでサービス提供責任者と認められた者」は、訪問介護事業所に配置しても介護報酬(介護事務所の売上)から10%も減額されることになりました。

そのため訪問事業所は経営上、サービス提供責任者には、実務者研修以上の資格を持っている方を配置したがります。

 

なので、実務者研修の持っていると、サービス提供責任者になれるチャンスが上がります。

 

サービス提供責任者とは、訪問介護事業所の利用者のために、ケアマネジャーやヘルパーとの関係をつなぎ、介護サービスの計画を立てる役割を担う仕事です。

 

介護福祉士の受験資格が得られる

2016年度(2017年1月)実施の介護福祉士試験から、実務者研修が受験資格に追加されました。

介護福祉士は国家資格なので、介護業界で働く以上は、ぜひ取得しておきたい資格です。

 

ただ、実務者研修を修了しただけでは介護福祉士試験を受けることができません。

3年以上の実務経験が必要となります。

 

※実務者研修を持っていなくても、介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修を取得することで。介護福祉士試験の受験資格を得ることも可能です。

 

「たん吸引」や「経管栄養」を学ぶことができる

実務者研修では、医師や看護師以外には認められていなかった「たんの吸引」や「経管栄養」の基礎知識を学ぶことができます。

平成24年4月からの法改正により、一定の研修を修了した介護職員は医療などとの連携により、一定の条件のもとで「たんの吸引」や「経管栄養」を行うことができるようになりました。

 

※登録をしている事業所で業務を行うことが条件。

また、研修で終了した内容のみ実施できる

 

介護の現場では、看護師が不在のため「たんの吸引」や「経管栄養」ができない時間帯がありました。

今では、介護士でもできる医療行為が増えたため、入居者・利用者にも大きなメリットがあります。

 

信頼獲得、給料アップにつながる

実務者研修の資格を持っていると、介護の実務的な知識があるとして、周りから信頼を得やすくなります。

そして、資格を持っていると、施設から資格手当が支給され、給料がアップします。

実務者研修修了者には、資格手当として10000円〜15000円程度支給される施設が多いようです。

 

ちなみに保有資格別の月収、年収を表にまとめておきます。

保有資格 月収 年収
介護福祉士  ¥     313,920  ¥  3,767,040
実務者研修  ¥     288,060  ¥  3,456,720
初任者研修  ¥     285,610  ¥  3,427,320
保有資格なし  ¥     261,600  ¥  3,139,200

※表のデータは全国平均の金額です。

 

こちらを見てもらえればわかるように、無資格者にくらべ、実務者研修を持っている方は、月収で25000円ほどアップしています。

 

就職・転職に有利になる

介護業界では、介護の専門知識や資格を持っていると就職・転職で優遇されます。

また、求人によっては、初任者研修や実務者研修を修了していることを条件にいれている施設もあります。

資格を取得すれば、そういった求人への応募も可能になります。

 

実務者研修を取得して活躍できる職場

実務者研修を取得することで、訪問介護事業所でサービス提供責任者(サ責)として働くことができます。

繰り返しになりますが、サービス提供責任者とは、訪問介護事業所の人員基準において一定数の配置が必要な役職であり、 訪問介護事業所の運営の大部分を担うことの多い、要ともいえる役職です。

実際に実務者研修を取得してサ責として活躍している介護職は多いです。

 

また、デイサービスや老人ホームにおいても、リーダー的ポジションでの活躍ができるだけでなく、認知症やたん吸引・経管栄養の知識もしっかりと得られるので、認知症グループホームや要介護度の高い利用者が多い介護施設でも貴重な存在として受け入れられます。

 

このように、実務者研修を取得することで各施設でリーダー的ポジションでの活躍が期待できます。

 

実務者研修を取得した人の声

ここでは、実際に実務者研修を取得した人の声を紹介します。

取得者の声は、SNSやクラウドワークス、職場の同僚などから収集しました。

実務者研修の取得を検討している方には参考なるはずです。

 

40代 パート主婦

介護福祉士を目指して実務者研修を取得しました。パートとして介護施設で勤務しながら、実務者研修を取得したので、大変な時期がありましたが、周りの差さえもあり、取得することができました。実務者研修で学んだことが、介護の現場で役立つ機会もあり、実務者研修を取得してよかったと思っています。

 

50代 パート主婦

パートとして介護施設で働いていましたが、資格を取得して正社員での勤務を希望していたため、実務者研修を取得しました。その後、介護福祉士の資格もとり、今は正社員のサ責として働いています。キャリアアップにつながったので、頑張ってよかったです。

 

20代 女性

会社から勧められて実務者研修を取得しました。私にとっては実務者研修は難しかったです。特に、ICFやアセスメントの書き方が理解できなかったです。だけど、介護の役立つ知識が身に着いたので取得してよかったと思っています。

 

20代 男性

施設長にすすめられて実務者研修を取得しました。実務者研修の難易度はそれほど高くなかったですが、費用が高かったです。取得することで自己満足にはつながりました。

 

40代 女性

介護士として何もできなことを痛感して、介護福祉士を目指すことにしました。その際、実務者研修が必要だと知り取得しました。実務者研修は、毎月レポート提出と8日間のスクーリングがあり、医療的ケアは経管栄養(鼻、腸)、喀痰吸引(鼻、喉、口)をしました。実務者研修を受講して改めて介護の基礎が学べたのでよかったです。また、色々な年代経歴の人と学ぶことがとても楽しかったです。

 

実務者研修を取得する方法

実務者研修は、養成スクールで必要な科目を受講することで取得できます。

スクールでは、通信+スクーリングで学習します。

 

実務者研修のほとんどの科目は、通信学習です。

自宅で学習して、期日までにレポートを提出し、添削指導を受けます。

 

ただ、実務者研修の科目、介護過程Ⅲと医療的ケアは演習が必要なので、スクーリング(通学)する必要があります。

その日数はスクールにもよりますが、7日間~10日間です。

 

ちなみに、実務者研修を取得するならユースタイルカレッジがおすすめです。

地域最安値、ライフスタイルに合わせたカリキュラムが可能で、無理なく実務者研修の取得が目指せます。

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受験資格について

受験資格は特にありません。

どなたでも受講できます。

 

受講期間について

実務者研修の標準的な研修時間が450時間、6ヵ月と定められています。

しかし、すでに取得している資格によって受講する科目が免除されるため、必要な学習期間が異なります。

例えば、介護職員初任者研修を取得している方は、最短で約2ヵ月(自宅学習+通学7~10日間)で実務者研修を取得できます。

 

受講費用について

実務者研修の受講料は、無資格の場合で平均15万円ほどと、介護系の研修の中では高額です。

しかし、持っている資格によって授業免除があるため、受講費用も異なります。

 

修了科目について(保有資格別)

実務者研修の受講科目を保有資格別に表にまとまておきます。

科目名 時間数 初任者
研修
ヘルパー
1級
ヘルパー
2級
ヘルパー
3級
基礎研修
人間の尊厳と自立 5 - - - - -
社会の理解Ⅰ 5 - - - - -
社会の理解Ⅱ 30 - -
介護の基本Ⅰ 10 - - - -
介護の基本Ⅱ 20 - - -
コミュニケーション技術 20 - -
生活支援技術Ⅰ 20 - - - - -
生活支援技術Ⅱ 30 - - - -
発達と老化の理解Ⅰ 10 - -
発達と老化の理解Ⅱ 20 - -
認知症の理解Ⅰ 10 - - -
認知症の理解Ⅱ 20 - -
障害の理解Ⅰ 10 - - -
障害の理解Ⅱ 20 - -
こころとからだのしくみⅠ 20 - - - -
こころとからだのしくみⅡ 60 - -
介護過程Ⅰ 20 - - - -
介護過程Ⅱ 25 - -
介護過程Ⅲ 45 -
医療的ケア 50
合計 450 320 95 320 420 50
免除時間数 - 130 355 130 300 400

※医療的ケアは、受講時間50時間とは別に演習を修了する必要があります。

 

実務者研修を取得したら介護福祉士を目指そう

繰り返しになりますが、実務者研修は介護職としてキャリアアップしていくなら必須で取得すべき資格です。

実務者研修を取得することで、介護福祉士の受験資格が得られます。

 

介護福祉士は、介護職の唯一の国家資格です。

そのため、介護福祉士の力は介護業界では強力です。

 

例えるなら、水戸黄門の紋所くらい強力です。

紋所をみたらどんな悪者も「ははーーッ」とひれ伏しますよね。

同じように、介護福祉士の資格をもって介護施設へ行くと、どんな施設からも「おおー即戦力が来た!」と歓迎されるんです。

 

なので、実務者研修を取得したら、介護職としての経験を積んでぜひ介護福祉士を目指してください。

 

まとめ

今回は、実務者研修について取得するメリットから取得方法まで解説しました。

 

実務者研修は、費用も安くないし、受講期間もソコソコ長くて、取得には苦労する面があります。

とはいえ、取得することでサ責になれたり、給料がアップしたり、転職に有利になるなど、多くのメリットがあります。

介護職としてキャリアアップするなら、実務者研修はぜひ取得してください。

 

今回は以上になります。

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