介護の資格

社会福祉主事とはどんな資格?取得方法や仕事内容まで解説。

2022年9月7日

社会福祉主事

悩む人
■社会福祉主事とはどんな資格ですか?

■社会福祉主事はどうやったら取得できますか?

■社会福祉主事の仕事内容が知りたい。

そんな悩みにお答えします。

 

地方自治体の福祉事務所で、高齢者や障がい者のサポートをおこなう社会福祉主事です。

この記事では、社会福祉主事とはどんな資格なのか、取得方法や仕事内容まで解説します。

記事を読めば社会福祉主事について理解が深まります。

 

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この記事を書いている人

この記事を書いている僕は、13年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門相談員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

社会福祉主事とはどんな資格?

社会福祉主事とは、都道府県や市町村の福祉事務所に配置され、社会福祉によるサポートをおこなう職員です。

いわゆる公務員です。

 

詳しく、社会福祉主事を理解するために、社会福祉主事任用資格を解説します。

社会福祉主事任用資格とは、都道府県や市町村で社会福祉に関わる仕事を行うための資格です。

 

任用資格とは、公務員として特定の職業に就く際に必要となる資格で、社会福祉主事はその任用資格の一種です。

社会福祉主事は、任用資格を取得するだけではなれず、任用資格+公務員試験に合格して福祉事務所に配属されて初めて、社会福祉主事をなのることができます。

 

ちなみに、社会福祉主事任用資格を持ち、介護施設や病院で働いている方もいますが、そういった方は社会福祉主事とは呼ばず、ソーシャルワーカーや生活相談員として働ています。

 

社会福祉主事と社会福祉士の違い

この2つの資格の違いは、資格の種類です。

社会福祉士は「国家資格」です。社会福祉分野の全体を網羅したうえで相談業務をおこなうため、公務員や福祉施設、病院など幅広い分野で活躍できる資格になります。

 

一方、社会福祉主事は、「任用資格」になります。任用資格の場合、取得するのみでは職業として認められるわけではありません。任用資格を取得したうえで、公務員試験を受験して、社会福祉主事として任命されることで、社会福祉主事と名乗ることができます。

 

社会福祉主事の仕事内容

社会福祉主事は福祉事務所で現業員(ケースワーカー)または査察指導員(スーパーバイザー)として働きます。

 

現業員(ケースワーカー)

福祉事務所を訪れる人の相談にのるのが主な仕事です。

生活保護申請書の受付をおこなたったり、生活保護費の検討・金額の見直しのため、家庭や入院先などを訪問することもあります。

また、ハローワークなどで仕事を探すように指導したり、生活面の問題を解決できるような情報提供をおこなったりすることも役割のひとつです。

 

査察指導員(スーパーバイザー)

査察指導員(スーパーバイザー)は、現業員(ケースワーカー)の指導監督を行うのが主な仕事です。

福祉事業法により、7名の現業員につき1名の査察指導員の配置が義務づけられていて、いわゆるケースワーカーの上司ですね。

 

具体的な仕事内容は、生活保護の申請書を確認したり、申請者の面接をおこなったりして、受給資格の有無を調査します。調査対象は個人や家族の生活状況、資産、収入、職業など。生活保護費の受給者および受給希望者を訪問する現業員の指導・助言もおこないます。

 

社会福祉主事任用資格は生活相談員の必要要件?

生活相談員とは、介護施設でサービスの契約手続きを行ったり、利用者さまやご家族の相談に乗ったりする職種です。

僕もデイサービスの生活相談員兼管理者として働いています。

 

社会福祉主事任用資格を持っていると生活相談員として働くことができます。

介護福祉士でも生活相談員として働くことができますが、都道府県によっては介護福祉士では生活相談員になれない場合があります。

ちなみに、東京都はダメだったはずです。

 

生活相談員は、介護事業をする上で必須のポジションなので、社会福祉主事任用資格を持っていると重宝されます。

資格手当もつきますよ。

僕が知っている介護施設では、介護福祉士の月手当5000円に対して、社会福祉主事任用資格は8000円でした。

 

社会福祉主事任用資格を取得した人の声

つづいて、社会福祉主事任用資格を取得した人の声を紹介します。

社会福祉主事任用資格を取得した人の声は、SNSから収集しています。

①社会福祉主事任用資格を取得したキッカケは?
②社会福祉主事任用資格を取得するメリットは?
③社会福祉主事任用資格の難易度は?
④社会福祉主事任用資格の仕事内容は?

 

上記の4つの質問に答えていただきました。

 

30代 男性

②社会福祉主事任用資格を取得するメリットは?
→相談業務に従事できる

③社会福祉主事任用資格の難易度は?
→大学で必要な科目を3単位取得する。試験はない。福祉系、心理系などを体系的に学んだ人には比較的易しい。

④社会福祉主事任用資格の仕事内容は?
→医療ソーシャルワーカー、生活相談員など
※第二種指定大学院で実務経験が必要な場合ほぼ必須

 

30代 女性

①社会福祉主事任用資格を取得したキッカケは?
→新卒1年目に資格所得が命じられ通信で約1年かけて取得。

②社会福祉主事任用資格を取得するメリットは?
→員不足の穴埋めになった。転職先でも使えた。

③社会福祉主事任用資格の難易度は?
→課題提出が3ヶ月?2ヶ月?に一度+1週間の合宿があり最終試験を受ける流れで難易度は低い。

④社会福祉主事任用資格の仕事内容は?
→生活相談員として書類作成やサ担への参加など

 

社会福祉主事の取得方法

社会福祉士主事になるには、社会福祉主事任用資格を取得して、公務員試験に合格する必要があります。

 

ここでは、社会福祉主事任用資格の取得方法を解説します。

任用資格を取得するには、いくつかルートがあります。

➀大学・短期大学卒業ルート

大学または短期大学において、厚生労働大臣が指定する社会福祉に関する科目から3科目以上を修めて卒業することで取得できます。

 

②通信教育課程ルート(1年)

全国社会福祉協議会が経営する中央福祉学院の社会福祉主事資格認定通信課程または日本社会事業大学の通信教育過程を修了することで取得できます。

 

③養成機関ルート(1〜4年)

社会福祉主事養成機関で指定の科目(22科目・1,500時間)を修めて卒業する。

養成機関の多くは2年制または3年制の専門学校です。

2021年1月時点では、全国に33校の養成機関があり、関東には9校あります。

 

④講習会ルート

都道府県等がおこなう講習会で指定の科目(19科目・279時間)を修めることで取得できます。

 

⑤国家資格取得ルート

社会福祉士、精神保健福祉士等の国家資格を取得することで、任用資格も取得したのみなされます。

 

任用資格の証明はどうやってする?

社会福祉主事の任用資格には、国や自治体が発行する「資格証明書」はありません。

そのため、資格取得者は履修済みの科目が記載された大学の成績証明書および卒業書を雇用先に提出することになります。

なお、一部の大学では履修した科目のうち指定科目を抽出した履修証明書を発行してくれるところもあるので確認してみてください。

 

まとめ

今回は社会福祉主事について深掘りしました。

 

本記事のおさらい

・社会福祉主事は、社会福祉によるサポートをおこなう公務員。

・社会福祉主事を名乗るには、任用資格と公務員試験に合格し、福祉事務所に配属される必要がある。

・社会福祉主事の仕事は、福祉事務所を訪れる人の相談にのるのが主な仕事。

 

今回は以上になります。

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