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【現役介護士が解説】介護士の夜勤専従のメリット・デメリット

悩む人
介護士の夜勤専従として働こうか考え中です。夜勤手当があるので給料も良さそうだし、連休もとれて趣味の旅行も楽しめそう。夜勤専従のメリットやデメリットを教えてください。体力的には自信があります。

そんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

・介護士の夜勤専従の働き方は?
・夜勤専従のメリット・デメリット
・夜勤専従で働いている人の声
・初心者でも夜勤専従で働ける?
・夜勤専従で働くときの施設の選び方
・夜勤専従がおすすめな人
・夜勤専従の仕事を探すならココ!

 

夜勤専従は、高収入で、休みが多いイメージがあるので興味がある人もいると思います。

結論から言うと、夜勤専従は体力的にかなりキツイので、働くならそれなりの覚悟が必要です。

今回しんぶろぐでは、実際に夜勤専従で働いている人から聞いた情報を元に、メリットやデメリットか解説していきます。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門員の資格を持っています。

専従ではありませんが、特養のショートで夜勤を5年ほど経験しています。

 

この記事を読み終わった頃には、夜勤専従として働くかどうか判断ができているはずです。

介護士の夜勤専従の働き方は?

介護職における夜勤専従とは、夜間勤務を専門とした働き方のことです。

勤務時間は事業所によってさまざまですが、大きく分けると2交代制の16時間夜勤と3交代制の8時間夜勤に分かれます。

「2019年介護施設夜勤実態調査結果」によると、87%の施設が2交代制の夜勤形態を採用しており、16時間夜勤が圧倒的に多いようです。

 

8時間夜勤と16時間夜勤の違い

ここでは、8時間夜勤と16時間夜勤の違いを簡単に解説します。

 

8時間夜勤について

勤務時間は22:00~翌7:00までの9時間拘束が多いです。

仕事内容としては、排泄介助や定期巡回、起床介助、業務記録になります。

主に夜間の見守りです。

勤務日数は通常と変わらなければ、月に20日ほどです。

 

16時間夜勤について

勤務時間は16:00~翌10:00までの18時間拘束が多いようです。

仕事内容としては、夕食介助や就寝介助、定期巡回、起床介助、朝食介助になります。

主に夕食から次の日の朝食までを担当します。

入浴介助は日勤が行うので夜勤が行うことはほとんどないでしょう。

勤務日数は、月に10日ほどです。

 

拘束時間長くないって思うかもですが、これは休憩時間2時間を含んでいます。

 

ポイント

8時間夜勤 月の20日程度。日勤より給料がいい!
16時間夜勤 月に10日程度。休みが多い!

 

8時間夜勤と16時間夜勤について、詳しく解説した記事がありますので、知りたい方は合わせてご覧ください。

関連
認知症
介護士の夜勤の仕事って何するの?8時間夜勤と16時間夜勤の違い!

 

夜勤専従のメリット

夜勤専従で働こうか検討している方にとって、メリットやデメリットは知りたい情報ですよね。

ここからは、実際に夜勤専従で働いている方から聴いたメリットやデメリットを紹介していきます。

 

夜勤手当で高収入が得られる

夜勤専従は16時間勤務の場合、1ヶ月に働けるのは10日間程度です。

しかし、夜勤では夜勤手当がつくため、日勤よりも高収入になります。

これが夜勤専従で働く際の大きなメリットです。

 

夜勤専従スタッフは、正社員以外にも非常勤でも多数の求人が出ています。

非常勤スタッフの給与だと、1勤務〇〇円と日給制で提示されているところが多いです。

 

例えば、東京都内の介護施設の求人ではこんな感じで募集されています。

・介護福祉士 日給28,000円〜
・実務者研修 日給26,000円〜
・初任者研修 日給24,000円〜
★週1からOK

 

仮に日給28,000円で月に10日働くと月収280,000円です。

これむちゃくちゃ高いです。

介護歴10年以上で、仮にもリーダー兼相談員というポジションで働いている僕の月収とほぼ一緒ですからね。

 

補足として、夜勤手当が日給に含まれているところと、含まれていないところがあります。

求人を調べる際は、その点を確認しましょう。

 

交代制と比べて生活リズムが作りやすい

通常、介護施設で働いている職員は、早番や遅番、そこに夜勤といったように勤務開始時間がバラバラなシフト制で働いています。

勤務開始時間がバラバラだと生活リズムが崩れます。

 

その結果、風邪をひきやすくなったり、体調を崩すなどのデメリットがありますが、夜勤専従だと勤務開始時間は決まっています。

慣れてしまえば、生活リズムが整えやすくなります。

 

連休がとりやすい

夜勤専従の勤務日数は月に10日ほど、1週間では2~3回です。

日勤のように週5日出勤することはありません。

そのため、ゆっくりと連休を楽しむことができます。

 

夜勤専従で働いている方に聴いたところ、3連休は余裕でとれるそうです。

希望をだせば、さらに連休は増やせるとか。

2〜3日の小旅行が余裕で楽しめます。

 

通勤ラッシュに遭遇しにくい

夜勤専従で働く人の出勤は16時ごろ、退勤は10時すぎです。

通勤ラッシュに遭遇することは無縁です。

 

平日の昼間に休みがとれる

夜勤専従で働いてる人は、基本的に日中は休みです。

土日だったら人で混雑しているディズニーやUSJといったアミューズメントパークも平日の空いている時間に楽しむことができます。

 

通学しながら働ける

夜勤専従だと日中は基本的に休みです。

日中は学校で勉強して、夜は夜勤として働くといったライフスタイルも作れます。

 

実際に、夜勤専従で働きながら、福祉大学へ通っている学生もおられます。

 

ゆったりした時間に他の職員と交流できる

日勤だと、食事介助や入浴介助などであわただしくタイムスケジュールに追われている職員も、夜間帯の入居者が眠っている時間帯では、比較的静かに過ごすことができます。

そういった時間には、他の職員と雑談するなどしてゆったりと過ごす時間があります。

 

しかり、失禁のリネン交換やナースコールの連発といった、落ち着かない入居者がいれば、ゆったり過ごす時間はないかもです。

 

夜勤専従のデメリット

続いてデメリットになります。

 

体力的にきつい

夜勤専従は、まず勤務時間が16時間と長いです。

それによって体力的にかなりハードです。

夜ゆっくり休めると思うかもですが、眠れない入居者や失禁の連続があれば、入居者の対応やリネン交換でゆっくり休むこともできない日だってあります。

 

夜勤専従で働いている人から聴いた話では、休憩が全然とれない施設もあるとか。

体力的に相当キツイと話されてました。

職員の数が少ない

夜間帯は、日中と比べて職員の数は圧倒的に少ないです。

なので一人で多くの入居者を担当する必要があります。

多いところでは、20名ほどを一人で担当します。

 

なお、夜勤の配置人数は「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」によって定められています。

夜勤の配置基準

〇特養:利用者さん25人につき1名以上
〇老健:利用者さん40人につき2名以上(緊急体制が整っていれば1名以上)
〇グループホーム:利用者さん9名につき1名以上
〇小規模多機能:利用者さん9名につき1名以上

※詳しい人員体制については、厚生労働省の資料をご覧ください。

 

急変時にナースがいない

夜勤で一番不安なことは、急変時の対応でしょう。

もちろん、夜はナースや上司はいません。

ナースや上司がいれば、指示を仰げば適切な指示をくれますが、夜間帯では自分で判断しなくてはいけないケースだって出てきます。

 

夜間なので、職員が少ないこともあり、急変時はやらなきゃいけないことが全部自分に降りかかってきます。

あらかじめ、急変時の対応を抑えておくことが重要です。

 

しんぶろぐでは、夜間の急変時の対応をまとめた記事があるので、あわせてご覧ください。

合わせて読みたい
夜勤の急変対応
【新人介護士向け】夜勤の急変対応の仕方

昼夜逆転してしまう

夜勤専従で働いていると昼夜逆転はしてしまうようです。

夜勤専従で働いている人は、みんなそういってました。

 

夜勤専従で働いている人の声

ここでは、実際に夜勤専従で働いている人、働いていた人の声を載せます。

 

夜勤専従はとてもキツいです。

すぐに腰を壊します。

夜勤だけしていると楽だと思われて、他のスタッフにキツい仕事をさせられます。

 

夜勤で働くのは、想像以上に疲労します。

施設ではなく、在宅での夜勤専門のサービスの研修を受けただけですが、日勤と同じだけの睡眠や食事を摂っても、疲労感は違います。

人は夜行性ではない、ということを実感しました。

給与は、夜勤のほうが高いです。

夜勤経験がなく、夜勤専門で働くのは、可能だと思いますが、相当の覚悟が必要と思います。

 

上記のように、夜勤専従は体力的に相当キツイみたいです。

僕自身も夜勤専従ではありませんが、5年ほど夜勤をやってたことがあります。

給料面はいいんですが、生活リズムが作りづらく、体調を崩しやすかったです。

若いうちはいいかもですが、40過ぎからはキツイと感じました。

 

初心者でも夜勤専従で働ける?

これまで介護の仕事をしたことはないけど、できれば夜勤専従で働きたいという人もいるでしょう。

介護施設によりますが、なかには初心者や未経験でも応募可能な求人もあります。

そういった施設を選べば、未経験から夜勤専従で働くチャンスもあります。

 

ただし、小規模な施設などは、夜間はスタッフ1人で対応することがほとんどです。

利用者さん急変や深刻なトラブルが起こったときでも、自分1人で判断し対応しなければなりません。

これは、介護初心者にとっては難しいです。

誤った判断をして、とりかえしのつかない事態になってしまうことだってあります。

 

そのため、介護未経験の方は、最初は日勤で勤務して、業務に慣れてから夜勤専従とし勤務するといった施設や事業所もあります。

 

夜勤専従で働くときの施設の選び方

介護施設にはさまざまな種類があります。

夜勤専従といっても、施設の種類によって働き方や業務内容は異なります。

求人を探す際はどのような違いがあるかを知っておくことが大切です。

 

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、自宅で生活が難しくなった要介護3以上の高齢者が入居しています。

介護度は高めですが、比較的安定している入居者が多い傾向にあります。

 

そのため、急変対応などがなければ、比較的休憩はとりやすい施設です。

求人数も多いものの、給料面では差があるので、応募の際はしっかり確認しましょう。

 

有料老人ホーム

有料老人ホームは、介護付き、住宅型、健康型の3種類があり、介護付きと住宅型は利用者さんの介護度が大きく異なります。

要介護度の低い方が多い施設であれば、夜勤の際も負担は少ないです。

要介護度が高い方が多ければ負担も大きくなる可能性が高いです。

施設によって、設備や夜勤の働き方に大きな違いがあるので注意が必要です。

 

老人保健施設

老人保健施設は退院した後、自宅にすぐに戻るのが難しい利用者が入居している施設です。

在宅復帰を目標に、リハビリをする施設といった感じです。

利用者の介護度は高めですが、夜間帯も看護師が常駐している場合が多いので、急変時などは安心です。

 

グループホーム

少人数のユニット制で、認知症の利用者さんが家事を分担しながら共同生活を送る施設です。

グループホームは看護師の配置基準がありません。

なので看護師が常駐していない施設がほとんどです。

 

人数も少ないので夜間は一人で対応する場合が多いです。

急変時の対応が不安なら、応募前に確認しておきましょう。

 

デイサービス(お泊りデイ)

デイサービスは、利用者が施設に通って、入浴や体操、レクリエーションを楽しむ場所です。

本来デイサービスでは、宿泊はありませんが、そのままお泊りできるお泊りデイもあります。

 

デイの利用者は介護度が低いので、夜間の負担も少ないです。

ただし、求人はそれほど多くありません。

 

夜勤専従がおすすめな人

介護施設の夜勤専従は、給料が高収入な上に、出勤日数が少なく昼の時間に余裕があります。

そのため、ある程度稼げて自由になる時間もほしいという人や日中に学校へ通っている人に向いています。

また、夜型人間で夜働く方が好きって人にも向いています。

 

体力的に自信があるなら、働いてみてもいいかもです。

 

夜勤専従の仕事を探すならココ!

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かいご畑の評判や口コミをまとめた記事があるので、よかったらご覧ください。

合わせて読みたい
【現役介護士が解説】かいご畑の評判・口コミまとめ

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まとめ:体力的に自信があるなら夜勤専従もあり。

今回は、介護士の夜勤専従のメリット・デメリットを解説しました。

 

本記事のおさらい

夜勤専従のメリット

・夜勤手当で高収入が得られる
・交代制と比べて生活リズムが作りやすい
・連休がとりやすい
・通勤ラッシュに遭遇しにくい
・平日の昼間に休みがとれる
・通学しながら働ける
・ゆったりした時間に他の職員と交流できる

夜勤専従のデメリット

・体力的にきつい
・職員の数が少ない
・急変時にナースがいない
・昼夜逆転してしまう

夜勤専従は高収入や休みがとりやすいといったメリットがありますが、体力的には相当きついです。

なので、体力的に自信があるなら働いてみてもいいと思います。

 

 

今回は以上になります。

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