介護の資格

介護福祉士の実技試験に合格するための5つのポイント

介護福祉士 実技試験

悩む人
■介護福祉士の実技試験を受けます。

■実技試験に合格するための勉強法が知りたい。

■実技試験の模範解答を教えて欲しい。

そんな悩みにお答えします。

 

介護福祉士の筆記試験が終わると実技試験が待っています。

試験委員が見守るなかでの実技試験は、緊張して思いどおりにできないんじゃないかと不安になりますよね。

僕も過去に実技試験を受験した時は、めちゃくちゃ緊張しました。

 

とはいえ、介護福祉士の実技試験は、要点をおさえて学習し、試験にのぞめば必ず合格できます。

この記事では、実技試験当日の流れから実技試験に合格するための学習法、過去問去の模範解答を解説します。

 

この記事を読み終わった頃には、介護福祉士へ確実に一歩近づけるはずです。

 

ちなみに、介護福祉士の筆記試験の学習法やおすすめ教材が知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

≫【合格方法教えます】介護福祉士国家試験の試験内容と試験対策を解説

 

この記事を書いている人

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

実技試験はほとんどが免除

介護福祉士 実技試験

介護福祉士の国家試験には「筆記試験」と「実技試験」がありますが、試験制度が改定されたことで、大半の受験者は実技試験が免除になっています。

2020年度の場合、実技試験対象者は、「福祉系高校卒ルート、経済連携協定(EPA)ルートの方で受験選択した場合のみ」となっています。

これらのルートの方でも、「介護技術講習」を受講すれば、実技試験は免除となります。

 

なので、実技試験に不安がある方は、介護技術講習を受講することをおすすめします。

介護技術講習は養成施設へ直接申し込みます。

 

介護技術講習の詳細

受講時間 32時間
開講日程 5月中旬~11月下旬頃
申込期日 4月上旬~8月下旬頃
受講料 4万円~6万円

※介護技術講習を実施している団体については、下記のサイトをご覧ください。

介養協 - 公益社団法人 日本介護福祉士養成施設協会

 

注意点として、介護技術講習の受講者数には定員があり、定員に達している場合、講習を受講できない場合もあります。

 

実技試験の概要

介護福祉士 実技試験

実技試験は、実際の介護現場で適切に介護が行えるかどうかを問う実践的な内容になっています。

介護現場で想定されるシチュエーションが問題として提示され、受験者は、その状況に合った対応を制限時間5分以内で行います。

合格基準は課題の総得点の60%程度です。

試験会場は、東京と大阪の2か所です。

 

2020年度、実技試験を受験する方

2020年度の筆記試験の合格者には、2月19日(金曜日)に実技試験受験票を発送されます。

実技試験の対象とならなかった方には、2月19日(金曜日)にその旨の通知を発送します。

2月24日(水曜日)になっても実技試験受験票等が届かない場合は、試験センターに電話で問い合わせてください。

 

実技試験当日に必要なモノ

介護福祉士 実技試験

実技試験を受ける時に必要なモノは下記になります。

必要なモノ

・動きやすい服装(ジャージ、トレーナー、職場で使用してるエプロン等)

・上靴(スニーカーなど介護をする時の靴)

・参考書

・筆記用具

・ヘアゴムなど髪を束ねるもの

 

控室で着替えることができますが、試験を受ける格好で会場に来ても構いません。

受験者が多い場合は控室で過ごす時間が長くなるので、参考書などがあればその時間に振り返りができます。

 

実技試験の身だしなみ

実技試験身だしなみ

上記のように、介護者として安全かつ自然な印象を保てるようにしましょう。

また、試験においては、「実技をしやすい服装」であることも大切です。

 

※移動が多くなるので、荷物は1~2個にまとめておくことをおすすめします。

 

実技試験の流れ

介護福祉士 実技試験

ここでは、実技試験当日の流れを解説します。

流れをイメージできていれば、当日の緊張を緩和することができるはずです。

 

➀受付→更衣室で着替え→身だしなみ→控室で待機

受付では、受験番号と氏名の確認を行います。

その後、介護しやすい服装に着替え、控室で待機します。

 

控室では、参考書を見ることができるので最後の確認をしましょう。

携帯電話は基本的に持ち込み禁止です。

 

②受験番号を呼ばれたら、20〜30名が移動し、教室で10分ほど待機

教室に入ると、黒板に大きく課題が提示され、机の上には課題文と試験会場の見取り図の書かれた用紙が置いてあります。

この時点で、参考書などを見ることは禁止です。

※課題用紙はそのまま持ち帰ってもOKです。

 

課題を見て介護をイメージ

まずは、利用者の状況を把握しましょう。

・左半身まひ

・移動や着替えに一部介助が必要

・今、車椅子に座っている

 

次に、介護者として何をするのか確認。

やらなければいけない介護内容を箇条書きで整理しましょう。

・車椅子でベッドまで移動

・上着を脱がせる

・ベッドに安楽な側臥位でやすませる

 

最後に、利用者の状況から絶対に間違えてはいけないポイントを考える。

・右半身麻痺がある利用者の上着を脱がせる→左側の袖から脱がせる

 

③係員の誘導で、試験会場前で数名椅子に座り待機

課題にもう一度目をとおし、確認しましょう。

最後のチェック

・利用者の状況

・介護内容

・間違えてはいけないポイント

 

④試験補佐員に呼ばれたら、試験会場に入る→実技試験

入室したら試験補佐員の指示で、荷物を指示された場所におきます。

指示により、受験番号、氏名を言い、受験表と採点表を補佐員に渡します。

 

試験補佐員が受験票や採点表などを確認し、試験委員に用紙を渡す間、少し時間があるので、周りを見渡し、課題の提示してある場所、利用者の状況、物品の位置を確認しましょう。

試験委員の「はじめてください」の指示により「はじめます」と言い、実技を開始します。

 

⑤試験終了後、係員の指示にて別の部屋に移動し、全員が終了するまで待機

全員が終了したら、着替えをすませ帰宅できます。

 

実技試験のおすすめ教材と学習法

介護福祉士 実技試験

つづいて、実技試験対策におすすめの教材と勉強法を紹介します。

実技試験のテキストは、近年発売されていません。

理由は、実技試験を受けなくても介護福祉士の資格取得ができるルートが増えているので、実技試験を受ける方が減っているためだと思います。

 

なので、数年前のテキストを紹介します。

数年前のテキストですが、試験内容は変わっていないので十分参考になるはずです。

 

実技試験に合格する為の学習法

実技試験の勉強は、筆記試験が終わった2月から勉強をスタートしても間に合います。

筆記試験から1ヶ月以上あるので、その期間を利用して勉強をすすめましょう。

実技試験の学習法

・テキストを読む

・介助のシュミレーションを繰り返す

・過去問を繰り返す

・苦手分野の克服

実技試験の学習法は、介助のシュミレーションを繰り返すことです。

過去問を5分以内で完璧にこなせるように、反復しましょう。

テキストを確認しなくても過去問を一通りできるようになるまで、繰り返せば自信もでてきます。

 

シュミレーションを繰り返していると、自分の苦手な介助がでてくるはずです。

あとは、苦手分野を重点的に反復しましょう。

職場の仲間や受験仲間と一緒に練習するのも、モチベーションを維持して、学習していくにはいい方法です。

 

実技試験に合格するための5つのポイント

介護福祉士 実技試験

実技試験は、介護の3原則「安全・安楽」「個人の尊厳」「自立支援」に基づき、与えられた課題の介助を採点されます。

実技試験において、合格するためのポイントは下記になります。

合格するためのポイント

・安全、安楽の確認

・個人の尊厳を守る

・全介助は極力避ける

・効率よく、的確に介助する

・要介護者は「はい」または「うなずく」のみ

 

安全・安楽の確認

安全・安楽の確認は、介護をする前、途中、終わり、いかなる場合でも確認してください。

・気分は悪くないですか?

・しっかりと座れていますか?

など、やりすぎになることはありません。

 

利用者はもちろん、試験委員にもわかるように、声に出して行ってください。

 

個人の尊厳を守る

今から何をするのかを伝え、行う介助の同意を得てください。

・食堂へ行き、ごはんを食べましょう。

・上着を着ていただけますか?

 

全介助は極力避ける

声かけをして、残存機能を活かした介助をしてください。

・(右麻痺の場合)左手でここにつかまってください。

麻痺があるなら、健側を使うように声かけしてください。

 

効率よく、的確に介助する

実技試験の制限時間は5分です。

5分が過ぎると試験委員に止められます。

効率よく、的確に介助する為に、控室でシュミレーションを完了させておいてください。

 

ただ、5分以内にすべての介助を終了しないと不合格となるわけではありません。

介助を行った過程までで、評価されるので合格する場合もあります。

とはいえ、最後まで与えられた課題をクリアするほうが、合格する確率が上がります。

 

要介護者は「はい」または「うなずく」のみ

試験では、要介護者は「はい」または「うなずく」のみです。

「体調はいかがですか?」といった開かれた質問では、要介護者は答えられません。

「体調はよろしいですか?」といったように、YESかNoで答えれる質問を心がけてください。

 

実技試験の過去問と模範解答

介護福祉士 実技試験

ここでは、実技試験の過去問と模範解答を動画を含めて解説します。

第23回実技試験の試験問題

山下たくみさん(75歳)は、右上下肢に麻痺があり、すべての動作に一部介助が必要です。歩行はつえを使用しています。

右利きでしたが、左手を使って、趣味の絵手紙と習字を始めました。

いすに座っている山下さんをテーブルまで歩行介助し、いすに腰かけさせてください。

その後、趣味の活動ができるように準備し、用具を持つまでの介助をしてください。

山下さんは、「はい」または「うなずく」のみです。

(試験時間は5分間以内です。)

試験見取り図

 

模範解答の動画

Youtubeに模範解答の動画あったので、添付しておきます。

 

利用者の状況確認

待機室で試験問題を確認したら、まず利用者の状況を確認をしてください。

・山下たくみ(75歳)

・右上下肢に麻痺がある

・歩行は杖を使っている

・すべての動作に一部介助が必要

・右利きだったが、左手で趣味の絵手紙や習字を始めた

・椅子に座っている

 

受験者の介護内容の確認

利用者の状況確認ができたら、介護内容を整理します。

・テーブルまで歩行介助する

・椅子に腰かけさせる

・趣味活動ができるように準備し、用具を持つまで介助する

 

注意点➀椅子からの立ち上がり

・杖を左前方に準備する

・椅子に浅く座らせる

・立ち上がる際は、左足を引かせ、右膝を保護し、前傾姿勢をとりながら立ち上がらせる

・ふらつき、めまい、気分の確認をする

 

注意点②テーブルへの移動

・杖をしっかり持たせる

・3点歩行もしくは2点歩行の説明をする

・「杖、右、左」と声をかけながら歩行する

・右後方から歩行介助する

・テーブルに手をつき、椅子に座らせる

・左手で右手を支え、テーブルに置いてもらう

 

注意点③どちらの趣味活動をするか選んでもらう

・習字と絵手紙どちらをするか指でさしてもらう

・半紙もしくははがきを書きやすい位置に置く

 

待機室で、ここまでイメージできていれば、確実に合格できます。

実技のスキルを身につけるには、繰り返しシュミレーションをすることにつきます。

 

まとめ:実技試験は反復練習が大事

介護福祉士 実技試験

今回は、介護福祉士の実技試験の概要や実技試験当日の流れ、模範解答を解説しました。

 

実技試験の概要

試験内容 実際の介護現場で適切に介護が
行えるかどうかを問われる
試験会場 東京都 大阪府
試験日 3月7日
制限時間 5分
合格基準 総得点の60%

 

実技試験に合格するためのポイント

・安全、安楽の確認

・個人の尊厳を守る

・全介助は極力避ける

・効率よく、的確に介助する

・要介護者は「はい」または「うなずく」のみ

 

介護福祉士の実技試験の学習法は、繰り返しシュミレーションをすることです。

過去問をテキストを見なくても、一通りできるようになるまで反復しましょう。

 

今回は以上になります。

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