認知症ケア

【筆者は介護歴10年以上】パーソンセンタードケアを実践した感想は〇〇

疑問をもつ人
パーソンセンタードケアを実践した感想を知りたいです。認知症ケアにパーソンセンタードケアは効果があるの?

そんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

・パーソンセンタードケアとは?
・パーソンセンタードケアを実践した感想
・パーソンセンタードケアを学べるおすすめ本
・パーソンセンタードケアを学べる研修

 

結論からいうと、パーソンセンタードケアは介護施設で認知症の人と関わる職員にはマストのスキルだと思います。

 

入居者の徘徊や奇声といった症状に悩まされていたりしませんか?パーソンセンタードケアを学べばその症状の解決策が見つけられるかも。少なくとも解決の糸口は確実に分かります。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、介護歴10年以上。現在も認知症対応型通所介護で相談員をしています。

日々認知症の利用者と関わっていて、パーソンセンタードケアを実践しています。今回は、パーソンセンタードケアを実践した感想を記事にしました。

この記事を読めば、パーソンセンタードケアを実践するための第一歩が踏み出せます。

 

パーソンセンタードケアとは?

パーソンセンタードケアは、イギリスのトム・キットウッド教授が1980年代後半に提唱しました。

パーソンセンタードケアとは、認知症を持つ人を一人の人として尊重し、その人の立場に立って行う認知症ケアです。

今では、日本の多くの介護施設でパーソンセンタードケアを認知症ケアの方法として取り入れています。

 

パーソンセンタードケアの基本をまとめた記事があります。基本を知りたい人はそちらの記事をご覧ください。

関連
パーソンセンタードケア1
【介護士向け】認知症ケアを学ぶならパーソンセンタードケアがおすすめ

 

パーソンセンタードケアを実践した感想

ここではパーソンセンタードケアを実践してみた感想を書きます。

 

パーソンセンタードケアを実践してみた結果、利用者の行動・心理症状、例えば徘徊や奇声といったような症状が「徘徊がなくなった。」「奇声をあげなくなった。」といったように劇的な改善を感じることはありませんでした。

ただし、数か月実践してみて振り返ってみると、「徘徊が10回から5回に減っている。」「奇声を上げる回数が減った。」といったくらいには効果を感じることができました。

 

具体例を一つあげます。

物盗られ妄想がある方の事例です。

 

症状:デイに通っている利用者さん 夕方になるとハンガーに自分の上着がかかっていないのを見て、「私の上着がない!誰かに盗まれた。これで3度目よ!」と怒り出してしまいます。周りの利用者さんに言うもんだから他の方も不安になってしまいデイの中は不穏な雰囲気に…「着てきてないですよ。」といくら説明しても思い込みが強く、「着てきたわよ!」さらに怒りだしてしまいます。

 

ケアの改善:物盗られ妄想の症状が出たときは、「困りましたね、一緒に探しましょう。」と声をかけるようにしました。すると「あら、よろしくね。」と笑顔で返事をされてます。他には、朝通所したときの服装を写真に撮っておきました。そして、夕方症状が出たとき、その写真を見せ、「今日は上着は着てきてないみたいですよ。」と話すと「あら、ほんとね。」と納得してくれるようになりました。

 

この方は、アルツハイマー型認知症で短期記憶が5分も持ちません。思い込みがつよい性格です。夕方家に帰りたくなる気持ちも重なり、思い込みが強いためそういった症状がでるのでしょう。

 

何よりもパーソンセンタードケアは、その人の立場で物事を考える習慣がついていくこと。認知症の方の立場を想像するからこぞ、できないことの苦しみが徐々にわかるようになります。わかるからこそ正しいケアの選択ができるようになっていきます。

 

ちょっとわかりにくい表現になりましたが、パーソンセンタードケアは、特養やグループホームなど認知症の方と接する機会がある介護士は、マストで学んでおくべきケアだと思います。

 

パーソンセンタードケアを学べるおすすめ本

パーソンセンタードケアを実践するには、本か研修で学ぶべきです。ここでは、おすすめ本を2冊紹介します。

この2冊のレビュー記事もありますので、詳細が気になる方はそちらをご覧ください。

参考
現役介護士がパーソンセンタードケアのおすすめ本を紹介します。

 

パーソンセンタードケアを学べる研修

パーソンセンタードケアを実践するには、研修で学ぶのもありです。ここでは、パーソンセンタードケアの研修を紹介します。

下記のURLよりパーソンセンタードケアの研修ページへどうぞ

パーソン・センタード・ケア及び認知症ケアマッピング(DCM)法研修

 

まとめ:認知症の方と関わるならパーソンセンタードケアはマスト

今回は、パーソンセンタードケアを実践してみた感想を紹介しました。

 

おさらいをすると、パーソンセンタードケアは徘徊や奇声といった行動・心理症状がなくなるといった劇的な改善は見られないが、「徘徊の回数が減った。」「奇声を上げることが少なくなった。」といった効果を感じることはできます。

認知症の方の立場で物事を考えることで、正しいケアの選択を見つけることができます。

 

まずは、本や研修で学ぶことがパーソンセンタードケアを実践するための第一歩です。

 

今回は以上になります。

参考になったと思ったら、SNSでシェアお願いします。

-認知症ケア

© 2020 しんぶろぐ〜介護士のミカタ〜