※この記事にはプロモーションが含まれています。

介護の転職

介護転職を成功させるコツ【転職前〜入職後まで細分化して解説】

2020年10月11日

悩む人
■介護士に転職を考えいるんだけど・・・

■未経験だけど介護士になれますか?

■働きやすく、キャリアアップできる職場に入職するコツが知りたい

そんな悩みにお答えします。

 

介護士の求人は常に豊富なので、未経験でも介護士に転職することはさほど難しくありません。

ただ、介護士として働きだしたけど、「仕事がつらい」「人間関係がギスギスしている」などの理由で離職をしてしまう方が多くいます。

 

この記事を書いている僕は、介護士歴10年以上の介護士です。

うちの法人も離職率が高く、毎月数名辞めていっているのが現状です。

 

そこでこの記事では、自分にとって働きやすく、キャリアアップできる職場を見つけるコツを転職前〜入職後まで細分化して解説します。

この記事を読むことで、自分に合った職場を見つけるコツが身に付き、すべきことが分かります。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

介護士の転職失敗談

最初に介護士の転職失敗談を紹介します。

 

介護士の声

募集広告には「人間関係が良好」と書いてあったのに、転職してみたら全然違うんです。

変な派閥があるし、挨拶も無視。ときにはコソコソ陰口を言われることも。

入職して3カ月だけど、辞めた同期もいます。

はあ…転職失敗したかなあ。

引用:介護求人ナビ

介護士の声

オープニング施設は介護職員同士の一体感があると聞き、転職しました。

確かに一体感はあるのですが、集まった介護職員は初心者が多い上に、決めなければならないことも多く、毎日がバタバタ。

いつか事故が起きるのではないかと、ひやひやしています。

引用:介護求人ナビ

 

こういったケースにあるように、転職して後悔している方も多くいるのが現状です。

そこで、自分にあった転職先を見つけるコツをここから解説していきます。

 

介護士の仕事内容と特徴

ここでは、介護士として働く場合の仕事内容と特徴を紹介します。

介護士の仕事内容は、大きく分けると施設系と在宅系に分かれます。

 

施設系と在宅系

施設系:特別養護老人ホーム 有料老人ホーム 介護老人保健施設

在宅系:通所施設(デイサービス) 訪問ヘルパー

他にもたくさんありますが、介護士としてスタートする時は、上の中から選ぶ場合がほとんどです。

 

施設系の仕事内容

施設系(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、介護老人保健施設)は、高齢者が暮らしている施設で、介護士はそこで生活のお手伝いを行っています。

 

仕事内容としては、起床介助や食事介助、入浴介助、排泄介助、就寝介助など生活に関わる全般をサポートします。

勤務もシフト制で、早番、遅番、もちろん夜勤もあります。

 

在宅系の仕事内容

在宅系は、通所施設(デイサービス)と訪問ヘルパーが主です。

 

通所施設(デイサービス)は、高齢者が自宅から通って機能訓練や入浴、レクリエーションを楽しむ社交の場です。

通所施設の介護士の仕事は、送迎や体操、入浴介助、排泄介助、レクリエーションなどです。

 

訪問ヘルパーは、高齢者の自宅へ訪問して、着替えや排泄などの身体介護、掃除・洗濯などの生活援助、通院介助などを行います。

 

主に日中の仕事がメインとなり、夜勤などはありません。

 

介護士のキャリアアップ

画像の引用:ケアスタイル

 

介護士の目指せるキャリアアップの道は主に4つです。

介護士のキャリアアップ

・ケアマネージャーなどの相談業務で介護のプロフェッショナルを目指す

・認定介護福祉士などの現場のプロフェッショナルを目指す

・施設長・ホーム長などのマネジメント職を目指す

・【キャリアチェンジ】看護師や理学療法士など医療の専門職を目指す

 

ケアマネージャーなどの相談業務で介護のプロフェッショナルを目指す

実務者研修や介護福祉士、さらにはケアマネージャーの資格を取得することで、相談員やサービス提供責任者、ケアマネといった相談業務を行う職種にキャリアップできます。

介護士に比べて、給料もアップします。

 

ただ、介護福祉士なら3年、ケアマネージャーなら5年の実務経験が必要で、さらに試験に合格する必要があるなど、ハードルは高めとなっています。

 

僕は介護福祉士の資格をとり、相談員として働いています。

利用者さんだけでなく、利用者の家族、外部のケアマネ、上司や部下など関わる人が多く、学びも多くてやりがいのある仕事です。

 

ちなみに、ケアマネの資格をとれば、独立することも可能ですよ。

 

認定介護福祉士などの現場のプロフェッショナルを目指す

介護の現場で働き、スキルアップを目指すなら、認定介護福祉士や認知症ケア専門士を目指す道もあります。

実践で使えるスキルを身につけることで、介護のプロフェッショナルとして、現場でリーダーとして介護職員の指導、教育を行います。

 

認定介護福祉士は、介護福祉士の上位資格です。

介護福祉士として5年以上の実務経験、600時間以上の研修を受けるなどハードルはかなり高めです。

 

認知症ケア専門士は、民間資格です。

認知症の知識とケアのスキルを身につけた専門士を養成するための資格です。

認知症の利用者のケアを3年以上経験がある方が、対象です。

 

施設長・ホーム長などのマネジメント職を目指す

介護の現場で信頼を勝ちとれれば、施設長やホーム長などの役職者としてのキャリアアップもできます。

業務内容は、施設全体の責任者として管理・運営をおこなうことが主となります。

 

責任は大きくなりますが、その分給与も大幅にアップします。

 

【キャリアチェンジ】看護師や理学療法士など医療の専門職を目指す

これまでの介護の経験を活かし、看護師や看護師や作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など、職種を変えてキャリアアップを目指す道もあります。

 

医学的な知識を学ぶことで、介護士としてはできなかった医療的な処置やリハビリを行うことができるようになります。

 

ただし、専門学校や看護学校、大学などで学ぶ必要があります。

 

転職活動前に事前に考えるべきこと

転職活動前に考えておくことは3つです。

転職前に考えること

・本当に転職は必要かどうか?
・何を求めて転職するのか?
・5年後の自分をイメージしてみる

 

本当に転職は必要かどうか?

転職の動機として多いのは、人間関係がうまくいかなかったり、仕事がキツイなどです。

こういった理由だと、面接でマイナスです。

転職できたからいって、人間関係がうまくいくとは限らないし、さらに悪くなる場合だってありえます。

 

人間関係の問題なら上司に相談したり、部署移動することで、解決する場合があります。

今一度、自分にとって転職は必要か考えてみることが大事です。

 

ただ、緊急を要する(うつ、過労死しそう)場合は、即辞めましょう。

何を求めて転職するのか?

違う言い方をするなら、「目的の優先順位をつけること」です。

 

収入、勤務地、地位、スキルアップ、労働時間、安定、仕事内容、すべて大事だと思いますが、その中でも絶対に譲れないものを決めておくことです。

それを決めておくことで、転職活動がスムーズに進められます。

 

5年後の自分をイメージしてみる

この見出しは小難しくなってしまったので、混乱した方もいるかもです。

そこでわかりやすく、一言でいうなら、転職活動前にすることは「5年後の理想の自分をイメージしてみる」これだけでいいかと思います。

 

今の職場で5年後の理想の自分に近づけないなら転職しましょう。

そして、理想の自分に近づける職場を探しましょう。

 

介護士の求人の探し方

介護士の求人を探す方法は3つです。

介護士の求人を探す3つの方法

・ハローワーク
・求人サイト
・転職エージェント

求人サイトや転職エージェントを利用するなら、介護業界に特化したサイトを利用しましょう。

 

僕は、転職エージェントをおすすめしています。

なぜなら、転職エージェントなら、介護業界に詳しいキャリアアドバイザーが、求人の紹介や面接書類の添削、面接対策など手厚くサポートしてくれます。

 

転職エージェントはあなたの転職活動の強いミカタとなってくれる心強い存在です。

しかもすべてのサポートを無料で受けられますよ。

 

転職エージェントが気になる方は、介護士が勧めるおすすめ転職エージェント4社【ニーズ別に紹介】でおすすめの転職エージェントを紹介しているのでそちらをご覧ください。

 

よい施設を見わけるポイント

転職したけど、そこはブラック施設だったなんてことにはなりたくないですよね。

そこで、よい施設を見分けるポイントを紹介します。

 

よい施設を見分けるポイント

・常に求人を出しているかチェック
・給与や待遇をチェック
・採用までの期間をチェック
・働いている職員の表情をチェック
・入居者・利用者さんの表情をチェック

 

常に求人を出している施設は、離職率が高く、教育が不十分な施設が多いです。

ハローワークや転職サイトなどで求人が出てないかチェックしましょう。

 

即採用、即勤務をさせる施設は、常に人欠の状態の施設の可能性があります。

常に人欠なので、残業や夜勤が多いなど、仕事が激務な可能性があります。

 

施設見学時には、利用者や職員の表情をチェックしましょう。

笑顔の少ない施設や暗い施設は、要注意です。

 

入職前に得られる情報はすべて聴いて、入職後のギャップを極力減らしておくことが大切です。

ギャップを埋めておくことで、入職後に「思っていたのとは違った。」とモチベーションが下がることを回避できます。

 

とはいえ、介護士歴の長い職員ならまだしも未経験の方にとっては、良い施設を見分けるのは不可能でしょう。

ぶっちゃけ介護士歴10年の僕でも、面談や短い見学で施設の内情を把握することは至難の業ですね。

 

そこで、僕は転職エージェントを使うことをおすすめしています。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、施設と密に連携をとっていて、内情にも精通しています。

求人情報だけでは分からない施設の離職率や人間関係なども教えてもらえます。

 

知りたい情報は、キャリアアドバイザーに相談すれば手に入ります。

 

転職を成功させるための書類作成のコツ

転職活動に必要な書類としては、履歴書と職務経歴書があります。

履歴書は基本的なプロフィールを記入するもの、職務経歴書は、自分の実績や経験をアピールするものです。

 

履歴書の書き方

履歴書の最重要ポイントは、志望動機・自己PRです。

「貴社の理念にひかれた」「やる気は人一倍です。」といった使い古された言葉ではアピールになりません。

具体的な実績を出して、自分の言葉でアピールしましょう。

 

介護の経験者、未経験者のテンプレを元に、書き方を解説します。

 

介護経験者の例

上手に書くポイント(経験者)

➀具体的な年数を入れて実績をアピール

②退職の理由をポジティブに伝え、今後の目標を書く

③入職後に実現したいことを書く

この流れで書くとアピール力の強い文章が書けます。

実績や今後の目標が分かるので、採用担当者にも好印象。

アピール力の強い文言になります。

 

介護未経験の例

上手に書くポイント(未経験者)

➀介護士を志望したキッカケ

②法人を選んだ理由

③入職後に実現したいこと

この流れで文章を書いてみましょう。

志望動機や今後の目標が明記されているので、採用担当者にも好印象。

 

履歴書についてより詳しく知りたい方は、履歴書のサンプルを元に解説した記事があるのでそちらをご覧ください。

≫【採用率UP!】誰でも簡単に介護の履歴書を書くコツ

 

職務経歴書の書き方

職務経歴書には、フォーマットが2つあります。

職務経歴書のフォーマット

・編年式

・キャリア式

編年式は、時系列で職務内容をまとめる形式です。

経歴が一目で分かるメリットがあります。

一般的に社会人経験の短い方や転職回数の少ない方に向いています。

介護士は編年式を使うことが多いです。

 

キャリア式は、職務経験を「職務分野でまとめた」形式です。

強調したい職務をアピールできるメリットがあります。

一般的に転職回数が多い方はキャリア式が向いています。

 

職務経歴書の書き方を詳しく知りたい方は、職務経歴書のサンプルを元にポイントを解説した記事があるのでそちらをご覧ください。

≫【採用率UP】誰でも簡単に介護の職務経歴書を書くコツ教えます!

 

 

面接でおさえるべき3つの質問

法人の人事担当者が、採用の判断として重要視している質問は3つです。

面接でおさえるべき3つの質問

・志望動機

・自己PR

・退職理由

これらの質問に対して、ポジティブな印象を与えられるように準備しておきましょう。

 

志望動機

法人の人事担当者は、志望動機から応募者が、「この職場で何をしたいのか。」「働く意欲があるか」を聴きたいと思っています。

何をしたいのかを分かりやすくつたえ、その根拠も言えるようにしましょう。

 

例えば、未経験の人が「介護リーダーとして働きたい」と伝えても、ちょっと難しいと判断されてしまいます。

 

その場合は、「現場で経験をつんで、実務者研修や介護福祉士の資格をとり、3年後には介護リーダーを目指します。」といった具合に、計画性を含めてアピールすると好印象です。

 

自己PR

法人の人事担当者は、自己PRから応募者の人柄、性格を判断して、法人の職員とともに、働ける人物かどうかを見ています。

 

介護の現場はチームケアなので、人柄や性格は重要視されます。

法人としても、トラブルメーカーを採用して現場が混乱することは避けたいです。

 

自己PRでは、転職先が求める人物像を想定したPRを行いましょう。

 

退職理由

退職理由は、志望動機とセットで聴かれることが多いです。

 

結婚や出産などのポジティブな理由ならともかく、「人間関係がうまくいかなかった」「仕事がキツイ」などのネガティブな理由の場合、悩みどころです。

 

そういった場合でも嘘をつくことはせず、ネガティブな理由でもポジティブに表現して伝えるようにしていきましょう。

 

入職後の働く姿勢

最後に、入職後どういった姿勢で働くべきかお伝えします。

入職後の働く姿勢

・しばらく頑張ってみる
・謙虚に、素直に

 

しばらく頑張ってみる

働き始めたばかりの時は、慣れない仕事も多いため、辛いと感じることも多くあるでしょう。

想像以上に大変だった場合、「転職は失敗だった。」と感じてしまうかもしれません。

 

しかり、ある程度続けていれば、仕事にも慣れてきて、負担も減っていきます。

2〜3ヶ月も続けていれば、仕事のやりがいも見つかるでしょう。

 

徐々に先輩介護士との人間関係も築けて、最初とは見え方が変わってくるはずです。

 

謙虚に、素直に

転職した方からすると、上司が年下だったり、教わる人が年下なんて場合もよくあります。

若いリーダーだと経験不足により、いたらない面もあると思いますが、謙虚に素直に、「人生の先輩ずら」をせずに仕事に実直に向き合ってもらえればと思います。

 

僕自身も部下は全員年上です。

言うべきことは、言いつつも、人生の先輩として敬意を払い接しています。

もちろんイラっとすることもありますが、介護の仕事は一人ではできないチームケアなので、良好な人間関係が大切です。

 

まとめ:介護士の先輩である僕からのアドバイス

今回は、介護転職を成功させるコツを転職前〜入職後まで細分化して解説しました。

 

最後に、僕から伝えたいことは、介護の仕事は、汚物処理や認知症の方からの暴言・暴力といった辛い面もあります。

しかし、入居者・利用者さんからダイレクトに感謝の言葉をもらえるやりがいのある仕事でもあります。

 

そして、介護を志した人は、根はみんないい人です。

人の役に立ちたいと考えている人が大半です。

 

そういった仲間たちとスキルアップをしていいケアを目指してもらえればと思います。

 

今回は以上になります。

参考になったと思ったらSNSでシェアお願いします👇

-介護の転職

© 2024 しんぶろぐ〜介護ノート〜