ホワイトボードレクリエーションは、手間がかからないからスタッフの負担も少なく、利用者さんみんなでできるし、すき間時間を埋めるには最適の脳トレです。
ホワイトボートレクリエーションを豊富にもっていると、デイのスタッフとして重宝されます。
僕はデイの相談員9年以上の経験があり、たくさんのホワイトボードレクリエーションをやってきました。
この記事では、好評だったホワイトボードレクリエーション15選を紹介します。
ホワイトボードさえあれば、今日からでもできるレクばかりです。
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デイ相談員が検証!「オンラインレクちゃんねる」の実態とその効果とは?
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✓本記事の信頼性
・介護職歴14年以上の現役の介護士です。
・デイの相談員や管理者8年以上。豊富なレクの経験あり。
・現在は、老健に勤務しています。
はじめに:ホワイトボードレクの6つのメリット
最初に、ホワイトボードレクのメリットを紹介します。
✓ホワイトボードレクのメリット
一つずつ解説します。
利用者の注目を集めやすい
ホワイトボードレクの大きなメリットの一つは、その大きさと視覚的なインパクトにより、利用者の注目を容易に集められることです。
ホワイトボードの準備を始めると、自然と「何が始まるのだろう?」という好奇心が湧き、利用者の興味を引きつけます。
この初期段階での関心の喚起は、レクリエーションの成功において非常に重要です。
注目を集めることで、活動への参加意欲を高め、レクリエーションの開始をスムーズに行うことができます。
このようにホワイトボー、レクリエーションの導入部分で大きな役割を果たします。
ひとりひとりの反応を観察しやすい
ホワイトボードレクは、介護職員にとって利用者一人ひとりの反応を観察しやすい環境を提供します。
レクリエーション中、参加者は大抵ホワイトボードに集中しているため、その表情や反応を細かくチェックすることが可能になります。
この観察により、どのアクティビティが好評で、どの部分が改善の余地があるかを把握することができます。
また、参加者が楽しんでいるか、退屈しているかを見極め、活動のペースや内容を適宜調整することが可能です。
このように、個々の利用者の反応に注目することで、より質の高いレクリエーションを提供することができるのです。
利用者の集中力を高められる
ホワイトボードレクは、利用者の集中力を顕著に高めることができます。
ホワイトボード上の視覚的な要素は、参加者の注意を引きつけ、彼らをアクティビティに没頭させる効果があります。
例えば、クイズやパズル、絵描きゲームなどは、参加者の思考を刺激し、集中力を要求します。
これにより、通常の座って行う脳トレ活動よりも、より活動的で刺激的な体験が提供され、参加者が退屈することなくレクリエーションに参加できます。
また、視覚的な動きがあるため、参加者は集中して問題に取り組むことができ、脳の活性化にも効果的です。
このように、ホワイトボードレクは利用者の集中力を高めると同時に、認知機能の維持や向上にもつながります。
利用者間のコミュニケーションが生まれる
ホワイトボードレクリエーションは、利用者間のコミュニケーションを促進する効果があります。
共通の焦点であるホワイトボードを使うことにより、参加者同士が自然に顔を合わせ、お互いの反応を見ながらアクティビティに参加することが多くなります。
この相互作用は、利用者が互いに意見を交換したり、協力したりする機会を生み出し、社交的な関係を築くための基盤を提供します。
また、チームベースのゲームやグループ活動は、共同作業とチームワークを促進し、新たな友情を育む場となります。
このようなコミュニケーションは、利用者の社会的な充足感を高め、孤独感の軽減にも役立ちます。
ホワイトボードレクによって生まれるこれらの交流は、利用者の精神的な健康にも良い影響を与える重要な要素です。
準備が簡単
ホワイトボードを用いたレクリエーションの大きな利点の一つは、その準備の簡便さです。
基本的に必要なのはホワイトボードとマーカーペンのみで、これらはほとんどの施設で容易に入手可能です。
特別な道具や装置、複雑なセットアップは必要なく、これにより介護職員の時間と労力が大幅に節約されます。
また、ホワイトボードは再利用が可能で、様々なレクリエーションに対応できるため、一度の準備で多くの異なるアクティビティが行えます。
この手軽さは、忙しい日常の中で迅速かつ効率的にレクリエーションを開始することを可能にし、介護施設において実用的かつ柔軟なツールとしての価値があります。
低予算で多様なレクリエーションができる
ホワイトボードレクのもう一つの大きなメリットは、低予算で幅広い種類のアクティビティを提供できることです。
ホワイトボード自体は一度の投資で長期間使用可能であり、特別な資材や消耗品を頻繁に購入する必要がありません。
マーカーペンや消し具などの基本的な用品以外に追加のコストはほとんどかかりません。
さらに、ホワイトボードは多様なレクリエーション活動に対応可能で、クイズ、絵描きゲーム、単語ゲーム、教育的なプレゼンテーションなど、幅広い用途に使用できます。
この多様性により、同じ予算でも多くの異なる種類のアクティビティを実施することが可能になり、利用者に飽きさせずに新鮮な体験を提供できます。
したがって、ホワイトボードレクはコストパフォーマンスが高く、予算に制約がある施設にとって特に有益な選択肢となります。
これらのメリットにより、ホワイトボードレクは効果的であり、介護施設において多くの利点を提供します。
好評だったホワイトボードレクリエーション15選
それでは、早速ホワイトボードレクリエーションを紹介していきます。
それでは一つずつ解説します。
➀食べ物しりとり
食べ物しりとりは、食べ物だけを使ったしりとりです。
食べ物以外やお尻が「ん」で終わる食べ物は使えません。
レクリエーションの進め方は、順番に利用者さんを指名していってもいいし、解る人にどんどん答えてもらってもいいです。
次が出てこなくなったら、職員がホワイトボードにイラストを描いてヒントを出すのがおすすめです。
イラストが下手だったら、利用者さんは笑ってくれます。
また、しりとり中に「○○を使ってどんな料理をしますか?」と聞いてみるのもいいです。
利用者さんが口々に料理の仕方を言ってくれて盛り上がります。
ある程度できったら、ホワイトボードをひっくり返して、でてきた食べ物を思い出してもらいながら、答えてもらうのも記憶力アップの脳トレになります。
認知症デイでは、毎週鉄板でやっていました。
②3文字しりとり
3文字しりとりは、3文字だけを使ったしりとりです。
2文字や4文字の言葉は使えません、使えるのは3文字だけ。
お尻に「ん」のつく言葉もダメです。
レクリエーションの進め方は、ホワイトボードが見える位置に集まってもらって、順番に利用者さんを指名していってもいいし、解る人にどんどん答えてもらってもいいです。
次が出てこなくなったら、職員がホワイトボードにイラストを描いてヒントを出すのがおすすめです。
イラストが下手だったら、利用者さんは笑ってくれます。
合計で20個とか30個とか目標を作るのも面白いし、2文字しりとりや4文字しりとりと応用もできます。
③あるなしクイズ
クイズの定番「〇〇にあって、□□にはない」のあるなしクイズは、ホワイトボードのレクリエーションにぴったりです。
レクリエーションの進め方は、ホワイトボードの真ん中に線を引き、「○○にあって、○○にないもの」といって、単語を一つずつ書いていきます。
○○と▢▢については、難しいモノから書いていき、徐々に簡単なモノにしていくといいです。
メガホンとかがあれば、解った人から小声で答えてもらってもいいし、解った人に発言してもらってもいいでしょう。
ちなみに画像のあるなしクイズの答えは、十二支です。
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④とんち文字クイズ
一見すると訳の分からない文字でも、頭をひねって考えると読み方が見えてくるのがとんち文字クイズです。
レクリエーションの進め方は、ホワイトボードにとんち文字を書いて、「何と読むでしょうか?」と質問します。
メガホンとかがあれば、個別の小声で答えを聞いてもいいですし、解った人に答えてももらってもいいです。
間違えた時は、「残念!おしい!」とリアクションを大きくとると盛り上がります。
解けた時の納得感が好評でした。
とんち文字クイズで検索すれば、お題がたくさんヒットするし、月間レクにも載ってます。
ちなみに、画像の答えは「目のかたき」です。
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⑤都道府県クイズ
ヒントを少しずつ出して、都道府県を当ててもらうのが都道府県クイズです。
レクリエーションの進め方は、最初のヒントは難しく、徐々に簡単なヒントにしていくのがポイントです。
都道府県を当てたら、「ここに言ったことがある方いますか?」「ここが出身の方いますか?」と聞いてみると利用者さんからいろんな発言が引き出せて盛り上がります。
ちなみに、画像の答えは「北海道」です。
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⑥並び替えクイズ
文字を並び替えると言葉になるのが、並び替えクイズです。
ホワイトボードレクの鉄板です。
レクリエーションの進め方は、ホワイトボードに文字を書いて、解った人に発言してもらってもいいし、メガホンとかがあれば、小声で答えてもらってもいいでしょう。
最初は、文字数の少ない4文字や5文字からスタートして、6文字、7文字と増やしていくのがおすすめです。
答えがなかなか出ない時は、頭文字を教えてあげるといいです。
ちなみに、画像の答えは「ひこうせん」と「あるみほいる」です。
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⑦歌あてクイズ
歌あてクイズは、曲名のヒントを順番に書いていき、曲名を当ててもらうクイズです。
レクリエーションの進め方は、最初は難しいヒントで徐々に簡単にしていくのがポイントです。
歌詞をヒントにしていくのもおすすめです。
答えが出たら、「では皆さんで歌いましょう」と言って歌うと盛り上がります。
ちなみに、画像の答えは「上を向いて歩こう」です。
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⑧〇月といえば?
「〇月と言えば?」は、最初に「1月と言えば連想するモノは何ですか?」と聞いて、出てきたキーワードを書いていくレクです。
出てきたキーワードの思いでを聞いてみると、いろんな話が飛び出して盛り上がります。
その月ごとにやるのがいいでしょう。
プラスして、その月の旬の食べ物やイベント、二十四節季なども紹介するといいです。
⑨〇のつく言葉クイズ
〇のつく言葉クイズは、「あのつく言葉を言ってください」と言って利用さんに発言してもらうクイズです。
レクリエーションの進め方は、順番に指名していってもいいし、解った人に発言してもらってもいいです。
応用としてAチームBチームにわけてそれぞれお題を出し、1分間でいくつワードが出せるかを競うと盛り上がります。
⑩漢字分解クイズ
バラバラになった文字を組み合わせて、一つの感じを作るのが漢字分解クイズです。
最初は、バラバラな文字は少なめにして、徐々にバラバラ文字を増やして難しくしていくといいです。
答えtがなかなか出ない時は、二つのくっつけ方を教えるなどのヒントを出すといいです。
ちなみに、画像の答えは「語」です。
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⑪福笑い
お正月に定番の「福笑い」
利用者さんには、目隠しやアイマスクをしてやってもらいます。
「もっと右!そこじゃない」など、職員も利用者さんも声を出して盛り上がるレクになります。
出来上がった後、目隠しをとって完成品をみた利用者さんの笑顔は最高です。
準備としては、おおきな紙に福笑いの顔を描いて、目や鼻、口、眉、頬などを画用紙で作成して裏に磁石を貼りましょう。
磁石は薄いモノがおすすめです。
ちょっと準備が必要ですが、必ず盛り上がるレクになります。
⑫漢字穴埋めクイズ
漢字穴埋めクイズは、▢に漢字を入れて、2字の熟語を成立させるクイズで、ひらめきが試されます。
難しい場合は、ヒントを出しつつ進めるといいです。
上記の問題のヒントはこちらです。
ヒント1 「公〇」な審査
ヒント2 条約を「改〇」する
ヒント3 「〇常」な判断
ヒント4 夢が「〇夢」になる
答えは、「正」です。
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⑬難読漢字クイズ
ホワイトボードに難読漢字を書いて、利用者さんに読んでもらうクイズです。
難しい場合は、ヒントを出しつつ進めましょう。
食べ物編や動物編、花編など、ジャンル分けして出題をするのもおすすめです。
ちなみに、上記の答えは「ごぼう」です。
ヒントを出すなら、食物繊維が豊富な野菜です。みたいな感じでいいと思います。
参考までに、野菜編の難読漢字を一覧にしておきます。
問題 | 答え | ヒント |
茄子 | ナス | 高橋名人の天敵 |
南瓜 | カボチャ | 10月末にイベントがあります |
蕪 | カブ | これの大きいのをみんなで引っ張るお話があります |
蕃茄 | トマト | 情熱的に投げ合う国もあります |
菠薐草 | ホウレンソウ | 社会人の鉄則 |
筍 | タケノコ | きのこの永遠のライバル |
蚕豆 | ソラマメ | アラレちゃんに登場する兄弟 |
豌豆豆 | エンドウマメ | 全国の遠藤くんは恐らく生涯一度はこう呼ばれます |
隠元豆 | インゲンマメ | 隠元というのはお坊さんの名前 |
西瓜 | スイカ | 夏の砂浜で目隠しした人に割られます |
椎茸 | シイタケ | なんか占いが有名です |
榎茸 | エノキタケ | シャッキシャキ |
舞茸 | マイタケ | 見つけた人が喜び舞うからという説もあり |
⑭絵しりとり
ホワイトボードに絵を書いて、しりとりを行うレクリエーションです。
順番に指名して、絵を書いてもらいましょう。
10個くらいを目標に絵しりとりをするといいです。
「わかんないよ!」「下手くそ!」とヤジが飛びつつ、笑いがおこり盛り上がるレクになります。
絵を書くのが苦手な方には、スタッフが代打で書くなどサポートすることで、進行出来ます。
ちなみに、上記のしりとりは、リンゴ→ゴリラ→ラッパ→パンツです。
⑮スマホ教室
最近では、ガラケーからスマホを使う利用者さんも増えています。
ただ、使い方がわからなかったり、電源が入れなかったりとうまく使えずに困っている方も多いです。
そこで、おすすめのレクがスマホ教室です。
「何に困っていますか?」「何がしたいですか?」など、質問をして対処法を教えてあげると喜ばれます。
今の高齢者はすごくて、LINEは当たり前に使っているし、PayPayやクレカ、SUICAをスマホに入れたり、インターフォンと連携させてる強者もいます。
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ホワイトボードレクの進行のポイント
レクの進行は、ひと前で話すのが苦手な方にとっては、緊張するしストレスに感じます。
とはいえ、介護職として働く以上、業務内容の一つです。
そんなレクが苦手な介護職のために、盛り上がるレクを実践するポイントを紹介します。
✓ホワイトボードレク進行のポイント
一つずつ解説します。
ホワイトボードは利用者全員が見やすい場所に
ホワイトボードを利用者全員が楽に見られる位置に設置することが重要です。
部屋の中央に置いたり、角度を調整したりして、全員がストレスなく見えるよう工夫しましょう。
また、視力に不自由な方がいる場合は、より大きな文字やイラストを用いて、内容が理解しやすくなるよう配慮することが重要です。
これにより、レクリエーションがより包括的で楽しいものになります。
文字は大きく、はっきりと
高齢者や視力に不自由な方も含め、全ての参加者が容易に読めるように、大きくはっきりとした文字を心がけましょう。
マーカーは常に鮮明で、色も視認性の高いものを選びます。線が細かったり、色が薄かったりすると、文字が読みにくくなります。
また、必要に応じて色分けを行うことで、重要なポイントを強調し、理解を促進します。
この工夫により、参加者はレクリエーションにより集中しやすくなり、楽しみながら活動に参加できます。
利用者のレベルに合わせる
参加する利用者の能力や関心レベルに合わせた内容を選ぶことが肝心です。
過度に複雑または簡単すぎるテーマは避け、全員が参加しやすい、かつ関心を持てるような活動を計画しましょう。
例えば、記憶力や創造力を必要とするゲームは、参加者の認知能力に応じて調整します。
また、利用者の趣味や以前の職業に関連するテーマを取り入れることで、より個人的な関心を引き出すことができます。
このような配慮により、参加者は自分たちに合ったレベルで楽しく参加でき、レクリエーションの効果が高まります。
臨機応変な進行する
ホワイトボードレクリエーションでは、臨機応変な進行が鍵となります。
レクの進行中、参加者の反応や興味を常に観察し、必要に応じてアクティビティの難易度を調整したり、内容を変更したりする柔軟性が求められます。
例えば、クイズが難しすぎる場合は、より簡単な問題に切り替えたり、逆に参加者が飽きてきたと感じたら、刺激的な新しい活動を提案します。
また、意見や提案を受け入れ、参加者の意見を取り入れることで、よりエンゲージメントを高めることができます。
このように臨機応変に進行を行うことで、レクリエーションは常に活気に満ち、参加者にとって楽しい時間となります。
ホワイトボードは歩行の邪魔にならないように
ホワイトボードレクリエーションでは、安全性への配慮も重要です。
特に、ホワイトボードの設置位置は慎重に選ぶ必要があります。これは、ボードが歩行の邪魔にならないようにするためです。
ボードを部屋の端に配置するか、通路から離れた場所に設置して、利用者が容易に移動できるスペースを確保しましょう。
また、ボードが倒れたり、利用者が足を引っ掛けたりする危険を避けるために、しっかりと固定することも忘れてはなりません。
これらの措置により、レクリエーション中の安全を確保し、参加者が安心して楽しむことができます。
リアクションは大きく、オーバーに
レクリエーションを盛り上げるためには、介護職のリアクションが重要な役割を果たします。
大げさでオーバーなリアクションは、参加者を楽しませ、活動に参加する意欲を高めます。
例えば、クイズの正解や面白い回答には、大きく手を叩いたり、明るく声を上げたりして、ポジティブな反応を示しましょう。
また、誰かが答える勇気を出したときには、たとえ答えが間違っていても、励ましや賞賛の言葉をかけることが大切です。
このような積極的なリアクションにより、楽しい雰囲気が生まれ、参加者が活発にレクリエーションに参加するようになります。
レクが上手な介護職から盗め
どの施設にも、レクリエーションを巧みに進行する介護職員が少なくとも一人はいます。
このような職員の方法を観察し、学ぶことは非常に有効です。
彼らのアクティビティの選び方、進行の仕方、利用者とのコミュニケーションの取り方など、成功の秘訣を探りましょう。
特に、レクリエーション中の彼らの言葉遣い、表情、身体言語など、細かい部分にも注意を向けてください。
これらの観察を通じて、レクリエーションを楽しく、効果的に進行させるヒントを得ることができます。
また、可能であれば、直接彼らからアドバイスを求めるのも良い方法です。
このようにして、経験豊かな職員から学ぶことで、自身のスキルを向上させることができます。
以上のような、ポイントを意識して実践することで、盛り上がるレクへとなっていくはずです。
まとめ
今回は、好評だったホワイトボードレクリエーションを紹介しました。
✓本記事のおさらい
レクの進行する時は、元気よくリアクションは大きくやると盛り上がりますよ。
今回は以上になります。