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介護の悩み

介護士の人間関係を悪くなる7つのやってはいけないこと

2020年8月28日

介護士 人間関係

悩む人
介護士の人間関係が悪くなる原因を教えて欲しい。また良好な人間関係を築く方法が知りたいです。

そんな悩みにお答えします。

 

本記事の内容

・介護士の悩みの9割が人間関係
・職場の人間関係を悪くなる7つのやってはいけないこと
・職場の人間関係を良好に保つには
・看護師との上手な付き合い方
・人間関係が良好な職場は?

職場の人間関係で悩んでいるあなたへ。

介護士歴10年以上、数百人の介護関係者と接してきた僕が、人間関係を悪くするやってはいけないことと良好な人間関係を築くコツを解説します。

 

結論を言うと、良好な人間関係を築くコツは、「適度なおひとり様になること」です。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、10年以上の介護経験がある現役の介護士です。

介護福祉士と福祉用具専門員の資格を持っています。

Twitterもやってます。(@shinbloger

この記事を読み終わった頃には、介護の職場で人間関係を良好に築くコツが理解できています。

介護士の悩みの9割が人間関係

介護士の仕事は、精神的にも肉体的にもハード。

介護士の悩みは、「給料が安い」「仕事がきつい」ことだと思うかもですが、実はそうではありません。

 

介護士の悩みは人間関係が圧倒的に多いんです。

そしてその9割以上が職場との人間関係となっています。

 

ソラジョブ介護さんが、介護職員200人におこなった人間関係についてのアンケート調査をご覧ください。

参考:ソラジョブ介護

参考:ソラジョブ介護

グラフを見て分かるとおり、介護士の悩みの原因は、同じ職場の職員との人間関係にあることがわかります。

考え方や価値観の違いで、ストレスを抱えている職員が多いようです。

 

具体的に介護士が職場の人間関係でどんな悩みを抱えているか紹介します。

介護士の声

転職先の同僚たちのやる気のなさに、うんざりしています。

未経験で何も分からない介護初心者が多いし、ぼんやりした人ばかり。

身体介助を見ていると手際は悪いし、「これじゃ利用者様が危ない!」と思い、結局私が全部やってしまいます。

毎日イライラするし、一人でやるのは体力的にもキツくて…。

いっそ自分が辞めて逃げだそうかな、という気持ちが頭をよぎります。

引用:介護求人ナビ

 

介護士の声

特別養護老人ホームに正職員として転職。まだ子どもが小さいので、「日勤のみで夜勤なし」という条件での採用でした。

でも、実際に働いてみると、他のスタッフから夜勤をしないことをチクチク言われたり、イヤな目で見られることが多くて…。

正職員で夜勤がないのは私だけ。

入居施設で働きたい場合、夜勤なしは、難しいのでしょうか。

引用:介護求人ナビ

 

といった感じです。

 

僕自身も職場の人間関係で悩み、「もう辞める!やってらんない」と思った経験は1度や2度ではないですね。

それでも、なんだかんだと10年以上、介護の仕事を継続しています。

10年以上の経験から学ぶんだ介護士の人間関係を悪くするやってはいけないことを紹介します。

 

職場の人間関係を悪くなる7つのやってはいけないこと

ぶっちゃけ今から紹介する「やってはいけないこと」をやらなければ、良好な人間関係が築けるはずです。

もし、心当たりがある方は、早めに改善することをおすすめします。

 

7つのやってはいけないこと

・挨拶をしないもしくは雑
・愚痴を言う
・噂話、愚痴に参加する
・人の考え方や価値観を受け止めない
・イライラした状態で話す
・仕事を手を抜く
・協力しない

一つずつ解説します。

 

挨拶をしないもしくは雑

挨拶は、あえて言う必要もないこですが、これが出来ていないスタッフもチラホラ。

雑な挨拶で相手の聴こえてなくても、してないと一緒なのでていねいに相手の目を見て挨拶しましょう。

 

愚痴を言う

愚痴を言うのはやめましょう。

特に同じ職場の仲間の愚痴は避けるべきです。

施設の中は筒抜けです。必ず本人の耳にまで届くと思ってください。

 

言われた方の立場を考えれば、どんな気分になるかわかりますよね。

愚痴を言ってる人で、出世した人は見たことがないし、愚痴を言ってて、結果的に孤立して辞めていった人もいるくらいです。

愚痴は、自分にとっても、施設にとっても何のメリットもありません。

 

でも愚痴は言いたい!という気持ちは分かります。

そんな時は、友達か家族に愚痴ってください。

職場の仲間には言わないことが賢明です。

 

噂話、愚痴に参加する

介護施設の中では、噂話や愚痴は日常茶飯事ですが、自分は参加しないようにしましょう。

きっかけが他の人が言ったことでも、同類とみなされたり、周り回って自分が言ったことになることもあります。

 

愚痴と同じように、言われて嫌な気持ちになることは言わないようにするべきです。

 

人の考え方や価値観を受け止めない

介護施設では、年齢の幅も広く、過去にいろんな経験をしたスタッフが働いています。

そのため、考え方や価値観が違うこともよく起こります。

 

自分の考え方を押し付けるのではなく、柔軟に相手の考え方も受け止めるゆとりを持っておきましょう。

考え方ややり方を押し付けると、不満がたまりトラブルの元です。

 

一つ例を紹介します。

介護士の声

自宅の近くの介護施設に転職したのですが、他のスタッフの仕事ぶりが雑に見えてしまって。

これじゃダメだと思い、前の職場と同じ丁寧なケアをしていたら、だんだん周りからイヤミを言われたり、無視されるようになって…。

利用者様は喜んでくださるのですが、同僚との関係が悪いのは精神的にキツい。私のやり方がダメなの?

利用者さんを大切にケアしたい気持ちは分かります。

ですが、施設には施設のやり方があります。

 

例えば、利用者の自立支援をめざす施設では、何でもしてあげるケアよりも、あえて利用者自身が動くことを大切にしています。

もしかしたら、それがあなたの目には「雑な介護」と見えているのかも。

 

以前の職場のやり方にとらわれるのではなく、今の職場の考え方を受け止めるべきです。

 

イライラした状態で話す

感情は伝染するものだと思って下さい。

イライラした状態で話すと、相手もイライラさせてしまいます。

 

介護の仕事をしていれば、イライラすることはよくありますが、そんな時は、一旦時間を開けて落ち着くようにしましょう。

 

仕事を手を抜く

仕事は手を抜かず、全力でやりましょう。

 

協力しない

介護の現場は、一人ではできないチームケアです。

自分の仕事だけ終わればいいやみたいな感覚だと成り立ちません。

周りに目をくばりながら、助け合うように心がけましょう。

 

「手伝いましょうか。」大量の排泄介助や食事介助に追われている時に、この一言はありがたいものです。

協力し合うチームは、ケアの質も高く、利用者さんの満足度も高いですよ。

 

職場の人間関係を良好に保つには

職場の人間関係を良好に保つには、先ほど紹介した「職場の人間関係を悪くするやってはいけなこと7つ」の真逆をすればOKです。

良好な人間関係を保つ方法

・挨拶をきっちりする
・愚痴を言わない
・噂話、愚痴に参加しない
・人の考え方や価値観を受け止める
・イライラした状態で話さない
・仕事を手を抜かない
・協力する

これを心がけることです。

あまり、他のスタッフに深入りせず、適度な距離を保ちつつ接することがポイントです。

 

僕自身も、介護の現場で「何でこの人全然協力してくれないんだろう?」と悩んだことがありました。

そんな時は、相手の立場で考えてみるようにしています。

そしたら自分の中で納得できることもあり、自分の態度が変わりました。

その結果、相手との関係も良好になった経験があります。

 

挨拶も結構大事かと思います。

明るく元気に挨拶しているだけで好印象になりますから。

手始めに挨拶から始めてみるのもありかもです。

 

それでもうまくいかない時は。。。

自分でやれることはやった。

それでも、人間関係がよくない時ってありますよね。

そんな時に、やることは2つ。

それでも上手く行かない時は

・上司に相談
・転職を考える

上司に相談しましょう。

相談するだけで、気持ちが楽になるし、アドバイスや業務改善をしてくれる場合があります。

 

上司に相談しても、改善が見られず、さらにストレスがたまるなら転職を考えましょう。

介護施設はたくさんあります。

必ずあなたに合った介護施設はあります。

 

参考までにおすすめの転職エージェントを紹介した記事もあります。

転職を考えている方には参考になると思います。

介護士が勧めるおすすめ転職エージェント4社【ニーズ別に紹介】

 

看護師との上手な付き合い方

介護施設は、介護職・看護師・PT・OT・ケアマネジャーなど、多くの職種が混在している環境です。

中でも、接する頻度が多い介護士と看護師の間には、壁や対立が起こることがあります。

 

介護士の声

うちの看護師は、とにかく口癖が「病院ならこうする」「病院ではしない」とユニット型の特養なのに、病院を基準に考えているようです。

ショートでもちょっと熱が出ただけで、退所の方向に持って行こうとします。

家族の介護の軽減はさらさら頭に無いようです。

引用:けあとも

といった具合に、看護師との考え方の違いに悩んでいる介護士も大勢います。

看護師は医療を重視するので、介護施設を「生活の場」と考える介護士とは、意見がぶつかることもしばしば。

 

そこで、ここでは看護師との上手な付き合い方を紹介します。

 

看護師と上手に付き合う為の方法

・医療専門職としての看護師の意見を尊重する
・介護現場で必要な医療知識を学ぶ姿勢を持つ
・臆せずに、看護師に意見や要望を伝える
・利用者を第一に考えられているかを見直す

一つずつ説明します。

 

医療専門職としての看護師の意見を尊重する

介護士は介護のプロ。看護師は看護のプロ。

医療面については、自己判断をせず、看護師の意見を尊重する姿勢が大切です。

先ほども言いましたが、人の考え方を受け止める姿勢が大切です。

 

介護現場で必要な医療知識を学ぶ姿勢を持つ

積極的に医療を学ぶ姿勢でいましょう。

看護師に教えてくださいという姿勢で接するくらいがちょうどいいです。

 

臆せずに、看護師に意見や要望を伝える

「看護師の威圧的な態度に怯んでしまう」「いつも忙しそうで質問しづらい」と悩む介護士の方も多いでしょう。

ですが、看護師も利用者の詳しい情報知りたいと思っています。

「○○さんのことで相談があります。いつならお時間取れますか?」等、相手の都合に配慮して臆せずに相談をしましょう。

 

利用者を第一に考えられているかを見直す

職種が異なれば、意見が異なるのは自然なこと。

ですが、その意見の対立が「利用者中心」の視点から離れてしまっていませんか。

 

利用者が一番必要としていることは何か?

そのためにお互いが何をできるか?

そういった視点にたって、コミュニケーションをとるようにしましょう。

 

人間関係が良好な職場は?

介護の職場には、特養や有料、デイサービス、訪問、グループホームといったようにいろんな職場があります。

どの職場が人間関係が良好なのか気になる方もいると思うのでお答えします。

 

ズバリ言うと、人間関係が良好な職場は、訪問です。

訪問は、事業所に滞在する時間も少なく、職種の種類も多くないためヒエラルキーが生まれにくいです。

1人での業務が多いので、同僚との人間関係の悩みは少なめです。

ただし収入は低い傾向にあります。

 

逆に、職場内の滞在時間が多く多くの職員がいて、医師・看護師・介護士・事務員など色々な職種が混在する特養や有料は職場は人間関係が悪い傾向にあると思います。

 

すべての施設に言えることではありませんが、職場別で考察するとこういったところです。

 

まとめ:人間関係を良好に保つにはストレス発散も大事

今回は、介護士の人間関係を悪くするやってはいけないことの記事を書きました。

 

本記事のおさらい

7つのやってはいけないこと

・挨拶をしないもしくは雑
・愚痴を言う
・噂話、愚痴に参加する
・人の考え方や価値観を受け止めない
・イライラした状態で話す
・仕事を手を抜く
・協力しない

良好な人間関係を築くには、上記と真逆のことを心がけることが大切です。

 

とはいえ、自分を律することはストレスを溜めてしまいます。

ストレスがたまった状態では、いいケアができないし、人間関係も悪くなります。

 

適度なストレス発散は、良好な人間関係を築くのに必要です。

介護士が行っているストレス発散の仕方の記事があるので、合わせてお読みください。

合わせて読むべし
介護士はストレスがたまる仕事なの?そんな疑問に現役介護士が答えます!

 

今回は、以上になります。

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